ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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工業的箱食品には、色々なまがい物が入っていて、色や香り、味が人工的に補強されていることも、我々は、箱に書いてある「内容表示」を見て知っている。聞いたことない名前の添加物も多い。こんなに人工的に色々調製されていたら、後世、問題になる危険物質が含まれているかもしれないということも判っている。 だが、そんなこと、今、心配したって仕方がない。暇とお金がある人だけが、食品の「安全」を買えるのである。 そこで、一般消費者は、大手の食品会社だから大丈夫だろうという「ブランド信仰」に走ることになる。あのブランドさんでさえ混ぜている添加物なのだから、大丈夫なのだろうと……。つまり、個人個人、心の中で、お墨付きを勝手に与えて安心しているのである。この心理を悪用すれば、使いはじめた大企業勝ちということになってしまう。ある種、ブランドの影に犯罪が隠されてしまう危険性がある。 この、「ブランド」力、失墜するとどうなるかは、何年か前の「雪印」問題で目の当たりにしたことである。
今のは生産の話だが、流通もそう。英国では上位五社の食品小売業で国内食品販売の三分の二を占めているという(鷲谷いづみ「自然再生」中公新書)。これは、日本で言うと、大手のジャスコが取り扱っているのだから安心だというような神話が形成された結果、生まれた寡占状態なのだろう。これでは、問題が起これば、一遽に国民の大多数が、直接健康に影響を受けることになりかねず、空恐ろしい事態になっているともいえる。 これまで、あまりに外食中心、家食もレトルトやインスタント食品に頼ってきた。ちょっとはヘルシーを心がけよう、でも、日々、忙しい。その結果、我が家は、最初に書いたような、素材の袋物の多用というかたちになって現れたのである。 筍の水煮。ヒジキの半戻しレトルト、根野菜の水煮、大豆のサラダ用、小豆の……。 先に言ったように、素材だから、安全度は加工品よりは高いはず。野菜なのでヘルシー。すぐ腐らず、日持ちがする。半完成なのですぐ出来る。ーなぜ、急に多用し始めたのか、こう列記していくと実によくわかる。
最後に、よくやる定番料理を、もうひとつご紹介。 煮物野菜の水煮一袋をご用意下さい。これだけでは量がたりないので、カットされた蒟蒻、豚の角切り肉を買ってきて、全部、フライパンに突っ込んで甘くどく煮る。筑前煮の出来上がりである。これも、まな板なんか、全然、要らない。 問題なのは、包丁使わなくても調理ハサミを使わない日がないくらい、毎日毎日、包装をジョキジョキ切っていること。包装ゴミが大量に出る。 家庭料理って、こんなんでいいんでしょうか。ちょっと不安です。
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