ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』な らぬ「ものぐさ」です。
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昨日は、関東大震災由来の「防災の日」。 テレビのニュースで、子供たちに、何を持って逃げるか考えさせる取り組みを紹介していた。子供があげたものは、「ボール」「ゲームの本」「ヘアバンド」など。大人が驚くようなものがかなり混ざる。どれが必要かみんなで話し合って決めていたが、ある男の子は必死にゲーム本の必要性を訴えてた。彼にとっては大事なものなのだろう。指導者は、子供の発想を否定するのではなく、考えることが大事とコメントしていた。 「懐中電灯」なんていうオーソドックスなものも混ざってはいたが、それも含め、どことなく、お楽しみ合宿に持っていく荷物のようだった。本当にサバイバルに必要なものは、大人が当然用意すべきもの。自分が用意して持っていくものは、自分が避難所で「必要」と感じたものだけという<限定>を感じる。子供だから微笑ましいともいえるが、ちょっと想像力が欠如している。大人が何でもお膳立てをして育てた結果。
女優の岸恵子さんの子供の頃の体験が、かなり前、「天声人語」に紹介されていた。昭和二十年五月二十九日の横浜大空襲で、彼女は九死に一生を得たのだが、その時、多くの子供たちは、大人に勧められるまま、粗末な防空壕に入って、全員亡くなったという。 焦げた死臭漂う中、彼女はこう思ったそうだ。 「もう、子供やめよう。」 なんと、壮絶で凛とした決意。
この二つの話、同じ年頃の子供とは思えない。
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