ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』な らぬ「ものぐさ」です。
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どうも、何事にも「生」のベクトルと「死」のベクトルというものがあるらしい。
午前中、白山市立となった鶴来武道館弓道場に引率。手入れの行き届いた矢道の芝生の緑が眩しかった。的場は、獅子吼高原の山肌を背景にしているので、森の壁に向かって射る感じ。ゴルフ練習場のような閉塞感のある学校の射場に対して、開いている感覚。紅葉の時は気持ちがいいだろう。 背後に金名線の二両編成の電車が30分に1本ゴトゴト通る。何とも長閑。 青空に大きく背伸び。
午後、引率を正顧問にお任せして、前から予約してあった歯科医に行く。とれた詰め物を埋めにいったのだが、歯が欠けていて、そのまま嵌めるだけではダメらしい。もう少し手間のかかる治療となった。 レントゲンの結果、別の歯が1本割れていますと言われる。 「割れる?」 確かに、その部分の画像を見ると、茎肉に深く刺さっている左下奥歯の足の一本が見事にぱっかりと縦割れている。 「痛みはありませんか?」と医者。 「いいえ」と私。 「しかし、少しそこの歯茎を押さえると膿汁がでますね。いずれ治療が必要です。」 早く措置するのが鉄則の歯科治療。あれっと思って聞いた。 「治療って、つまり、抜くってことでしょうか。」 「そうです。」 「もう生えてこない大人の歯で、最初にサヨナラしなければならないのが、この奥歯であると決定したと思っていいのですか。」 「そういうことです。」 「………。」
オマケに、歯がだいぶあちこちすり減っていますねとも言われ、情けない気分で医院を出る。同じカルシウム組織、骨を傷めたことと関係あるのかなあ。
今日一日、ちょっと大げさに言えば、午前が「生」を感じるベクトルなら、午後は「死」を感じるベクトル。 生活の全てをこの二元論で考えることができる。それは、一種の「世界観」にもなると思ったけれど、色々当てはめるのはよそうとすぐに思った。歳をとれば、ちょっとずつ後者の割合が多くなるのが当たり前。「ネガティブ・シンキング」の一種だと気づいたからである。
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