ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』な らぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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生徒は、時々、こちらの予想もしない答えを言う。現代文の授業などは、そんなとっちらかった意見をとりまとめて進行しなければならず、こっちもうまくいくか出たとこ勝負みたいな進行になる。その点、古文・漢文は、答えがはっきりしているので、そんなに困ることはない。 この前の漢文でのこと。「昆弟妻嫂」(嫂は兄嫁のこと)という単語の「昆」を説明していた。 昆は、@兄のこと。そこから派生して、A跡継ぎのこと。でも、日本人で、この漢字で思い出す二字熟語といえば、あれしかないよね。ハイ、○○さん。答えて。 「昆布〜。」 ありゃあ、そんなのもあった。もう百パーセント「昆虫」と答えるものだとばかり思っていた。一瞬でこれからする説明と合致するか考える。……問題はなさそうだ。 そうだね、この昆には、B「仲間である。仲間が多いこと」というのがあるんだ。昆虫は、だから虫の仲間という意味、昆布は、海藻類の総称。布という字があるのは、その形状からの連想だろうね。 とは言ったものの、「布」という字がつく意味なんて、当然、知っている訳がない。誰が考えても、そうだろうからそう言っただけ。こんな時は、生徒の納得の方が大事である。 こんな微妙な口から出任せ(?)は、もう四六時中である。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)

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