ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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先の土曜日、「図書選定会」なる会に参加した。 実は、これ、会議をするのではない。図書委員の生徒を、地元で一番品揃えが充実している書店に集めて、自分が読みたいもので図書室に入れてほしい本を1時間で選びなさいという企画である。お金の制限は5000円まで。 生徒たちにとっては、学校のお金を使って買い物が楽しめるようなもので、喜々として選んでいた。これと思ったものを、各階においてある専用箱にどんどん入れていく。もうシステムになっていて、本は後日配送してくれるし、似つかわしくない本は返却もできる。金沢市内の学校で定番の行事のようである。 引率の教員は、だから、鵜飼いの鵜匠のような気分になる。いいの獲ってきてねという感じである。大人が選ぶと子供の興味との間に径庭を生ずる。図書委員になる生徒は、もともと本好きの子たちだから、今流行の高校生が興味のある本をしっかり嗅ぎ分けて選んでくれる。それを並べると、生徒がどんどん図書室にやってくるという寸法なのである。
書店もまとめて購入してくれるので、対応しましょうということなのだろう、誰が考えついたのか、売り手、教員、生徒、みんな満足の会なのであった。 私も一緒に選びながら、昔、こんな風な、制限時間内にお金を決めて商品選ぶテレビ番組があったような……と考えていたけど、途中で思い出した。夢路いとし喜味こいしの名漫才コンビがやっていた日曜お昼のお買い物番組「がっちり買いましょう」(昭38〜昭50)。それを口にすると、引率メンバー、ホントだとえらく盛りがった。番組終わって三十年、みんないい年寄りである。
一人、「文学」のコーナーに立つ。専門書の置いている書店に行って、長時間、本選びをしたのは久しぶりのこと。若くて真面目だったころは、よくこうした客のほとんどいない専門書の階で、本の香りをかぎながら知的書棚散策を楽しんだものだった。 忘れた記憶をほぐすような感覚に包まれたひととき。
(単なる立ち読みの写真と区別がつかんなあ)
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