ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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愚妻の職場があるので、問わず語りにお隣の野々市町の情報が入ってくる。今日は「椿まつり」のお茶席券を買ったので、薄茶を飲んでくるという。それならと連れだっていく。 夏の「野々市じょんがら踊り」は有名で見に行ったことがあるが、春にこんなフェスティバルをしているなんて知らなかった。椿を町花にしていることさえ、昨年、この町在住の方のブログで知ったくらいである。それによると「野々市」という品種さえあるという。 会場は、いつもの野々市文化会館フォルテ。駐車場にテントを連ねて、売店や食堂も営業中。雰囲気としては、公民館の文化祭、習いごと発表会に限りなく近い。ただ、椿の品評会があるのがやはり珍しい。砺波のチューリップフェアに行くと、色々な品種があるのに驚くが、それと同様の驚きがある。 地元高校生のお手前を受けた後、地元のアマチュアジャズコンボが出演中だったので、ゆっくりと楽しんだ。さすがジャズに力を入れている町である。 野々市町は、平成の大合併騒ぎの時、金沢市からの高飛車な吸収合併の要請を断り、南隣りの白山市にも入らなかった。そのため、地図を見ると、オマケのように金沢市にくっついている恰好になった。でも、こうした文化発信の核となるモチーフもあるし、立派な発表場所もある。鶏口牛後の喩えのごとく、都会の末端地域に成り下がるより、独自路線を歩むほうが正解である。やって来るこちらとしても、ちょっと違うところに来たというお出かけ感が出る。こうした文化の差別化は、人の動き、物流、色々なことに意外に大きな影響を及ぼしているのではないか。 最近の動きを見ていると、どうやら、金沢市は「芸術発信都市」を目指しているようである。当然、市民はそれを享受する。その上に、近隣の町の違う文化も享受する。べたっと一律では、生むものは少ない。その比較の中で、人の文化意識は一層深まるのではないだろうか。 春にしては肌寒い一日だったが、このくらいの外出だったら腰の負担もない。近くにどんどん文化を発信してくれるところがあることに感謝。
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