ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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聴いていて思うのは、演奏が電気楽器のものはアナログである必然性を感じないが、アコーステック楽器の演奏は、アナログのよさが出るということである。特に、ブルーノートレーベル、録音技師ルディ・バン・ゲルダー録音の瑞々しいサックスやツンツンしたベースなど、これはやっぱりアナログで聴かなきゃという音がする。 但し、七十年代以降の録音は、アコースティクでも電気楽器的なフラットな録音をしているようで、響きがなく、このあたりの時代でアナログのよさが出なくなることも、今回、色々聞いてみて気がついた。録音技術自体は格段に向上しているのだろうが、楽器の音の伸びやかさが全面に出てくる感じがなくなって、音としてはつまらない。 購入後、他の人はどうなのだろうと、ネットで「レコードプレーヤー」と入れて検索してみた。私と同じようにアナログが気になりはじめた人が相当数いる。壊れて放置していたのだが、意を決して買ったとか、押入から何十年ぶりに出してきたが完動していて嬉しかったとか。 今年から、団塊の世代の大量退職が始まる。自分を大事にする気持ちになった彼らの、実によく判る行動である。私は、世代的にはちょっと後だが、その驥尾に付して(?)仲間入りした恰好。 授業中、評論文の内容に絡んでいたので、それに引っ掛けて雑談をし、どのくらいのお宅で、レコードプレーヤーが活躍しているか聞いてみたら、クラスで一名だけ手を挙げた。そんなものかもしれない。 冬の夜。こんな時はアルトサックスがいい。冷酒のグラスをかたむけながら、大きなアナログディスクがくるんくるんと廻っているのに目をやる。ターンテーブルの端のギザギサに赤いストロボの光が当たって、一点だけ止まってみえる。 古くて新しい楽しみが出来た。棚から引っ張り出してきたこのLP、聴くのは二十年ぶりくらいだ。さあて、どんな演奏だったか。
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