ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。
エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」 http://hiyorigeta.exblog.jp/
老父が去年に続き入院、手術となった。今度の病院は台地一つ向こう。自分の病気を診て貰うために行って以来、数年ぶりで中に入った。現在、新築建て替え中で、辛い思いで何時間も堅い椅子で待った古い診療棟もいずれ壊されるようだ。長い廊下を通って新病棟の病室にいたる。 昨日、医者による丁寧な事前説明を受け、同意書にサインをする。来週、手術。小さな人工物を体内に埋め込むだけでも、細菌に感染しやすかったり、縫合部の異常など、時にすんなりとはいかないらしい。SFでは当たり前のサイボーグなど、夢のまた夢である。老齢のため、昨年同様、手術自体の回復の他に、運動能力の回復具合も心配である。 本当に、近年、病院と親しくなった。人生というのは、ずっとベクトルが平行のまま生きてきて、最後にストンと終わるのでなく、徐々にベクトルが下に向いて、最後に水面にどぶんと浸かるもの。お互い確実にその途中を歩んでいるねえという話を老父と病室で交わした。 二人の間には三十歳の年の差があるが、老父は、私の若い時から、人生、どっちが長く生きるかわからんよと私を脅かし続け、長生きに意欲満々だった。普通に考えれば、父の方が先だろうけれど、私がプラス三十年長生きするのはどうも無理そうだ。従兄弟は四年後に親を追っかけた。まあ、何事も順番、父より後には死ぬつもりだが、結構早めに、あの世で再会するかもしれないよ、なんてたわいない話をした。 今度の病院の面会時間は夜八時まで。前の病院は八時半だった。この三十分は大きい。仕事場から直行することになりそうだ。この日記も当分滞りがちになりそうである。 さて、今夜は七夕。薄曇りだが、夜空の向こうではしっかり再会できたかな?
|
|
お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。
(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
|