ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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夏の高校野球県大会。どこの県でも選手獲得に融通の利く私学勢が上位を占め、公立高校の出る幕がなくなって久しい。ところが、今年、下馬評に上らなかった金沢郊外の公立高校が、トントン拍子に勝ち進み、久しぶりに決勝戦まで進んで、地元では話題になった。 その学校とゆかりのある愚妻、まず、三回戦を観に行った。帰宅後、本人が言うには、応援席はガラガラだったが、ファインダー越しに観る選手の生き生きとした表情がよかったという。 次の準決勝はテレビ観戦。画面には相手私立高の悲壮感が漂う暗い表情が多く映っていたそうで、それと対照的に、こちらはその日も笑顔一杯だったそうだ。試合を続けられることが楽しくって仕方がないといった感じで、勝負としては、これほど強いものはない。応援席も多くの観客が見受けられ、勢いの強さ、見事に逆転勝利を勝ち取った。 愚妻によると、テレビの解説者の、この場面は手堅く送るでしょうなどと言っているのを聞いて、全然判っていない、あの監督であの選手なら、そんなチマチマしいことをする訳がないではないかと思ったらしい。そうしたら、案の定、長打狙い。下手な解説者より私の方がよっぽど的確だと、彼女は自慢げだった。まあ、メンバーを見知っているのだから、確かにこのチーム限定でちょっと監督もどきである。 愚妻は決勝戦をまた観に行った。この時は、おらが町の高校の決勝進出、めったにないことだと、こちら側観客席は大応援団になっていたそうだ。後で愚妻のところに、「あの時スタンドにいたけど、どこかにいた?」というメールが舞い込んだくらい。残念ながら惜敗して、選手はちょっと悔しそうだったが、ここまでこれたということで、まるで勝ったかのような明るい表彰式だったという。 前夜まで、「甲子園に行っちゃいそうだなあ、仕事と重ならなかったら行けるかも?」と愚妻は「捕らぬ狸」をやって、行く気満々になっていた。 身近でこんなことが起ころうとは思いもしなかった。日本人に生まれたからには、一度は自分ゆかりの高校が甲子園に行って、アルプススタンドで応援をしたいもの。「もしかしたら」という夢を見させてくれて、今年はちょっとうれしい夏前半だった。
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