ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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毎年のように情報収集(買い出し?)ツアーと称して東京に行っていたこともあったが、このところそれどころではなく、今回、六年ぶりに東京を眺めることとなった。不思議なことに、最近の印象ではなく、ずっと昔の、学生時代との違いにばかり思いがいった。まるで四半世紀ぶりに訪れたかのような感覚が最後まで抜けなかった。我が老父が、どんどん途中の記憶更新が抜け落ちて、若い頃の記憶で話をすることが多くなったのと少し似ているかもしれない。 今回の旅行では、折に触れて、日本の文化はしっかり成熟に向かっているという感慨が湧いた。これが一番の印象であった。 初日、六本木ヒルズに向かった。東京の高層ビルといえば、あの頃は、新宿西口にかたまって数本立っているだけという感じだったが、森ビル展望台からの首都全景、特に東京タワー方面を見ると、スカイスクレーパーの名に恥じないガラスとコンクリートの塊が眼前に迫り、戦後六十年、東京が名実ともに世界の大都会になっているのを実感した。横には、できたての東京ミッドタウン、眼下には、これもできたての国立新美術館が見える。今回、私のスローペースでは行けなかった目的地のひとつである。 三日目には、半月型の吹き抜けが印象的な東京国際フォーラムを短時間見学した。出来て十年という。昔、国際的に通用するコンベンション施設が東京にはなかった。国際都市として、確かにあってしかるべき施設で、それが今はある。また、秋葉原駅をはじめとして多くの駅舎がリニューアルされ、美しくなっていた。昔は周りのビル群に比べ小汚くて小さな駅舎が多かった。 外観的には、こうした、建築物が着実に充実し、近代化しているのが印象的だった。それは、あの当時、少し残っていた急ごしらえの「戦後復興」的な部分が、今、もう、完全に取り除かれていたということでもあった。(つづく)
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