ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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人の世は、長い巻物を巻き取っていくかのようにゆっくり移ろっていく。弟はここ数日で、「死」と「生」をたて続けに経験した。 先日、弟の幼馴染みの親御さんが亡くなった。仕事中の不慮の死。我が父よりずっとお若い。自分も危険性のある仕事をしているから他人事ではないと語っていた。 その弟に長男が誕生した。我が家では、本人結婚以来の慶事である。私も新生児室のガラス越しに対面し、「伯父さんだよ、宜しく。こちらがジイジになっても、煙たがらずに付き合ってね。」と挨拶を済ませた。 個室に戻って、夫婦それぞれの母親が、産後の肥立ちや母乳のことなど色々なことを、なりたての父親に聞く。しまいに弟は、 「男のオレがそんなこと知るわけない。自分のことを思い出せばいいやないか。」 と呆れて突っ込みを入れる始末。二人の母親とも、何分古い話なので、自分の昔の経験など、なーんにも覚えていないのであった。一同、大笑い。 夜、老父にその話をしたら、 「女性ってそういうものや。だから、あの産みの苦しみを忘れて、また産もうと思うんだ。」 と、理屈になっているのかいないのか微妙な「珍説」を述べていた。 ホントかしら。 私は、それに続けて、 「どうして、神様は、子供を産むという生き物として最重要事に痛みをお与えになったのかねえ。」 と何気なく疑問を発したが、これは、考えてみれば、きわめて哲学的・信仰的な質問で、男二人、「ワカランねえ。」で終わるしかなかった。 ともあれ、新しい父親はすごく嬉しそうで、こちらも温かい気持ちで一日を過ごした。 要介護者がいるので、各自が各自のことをこなすので手一杯。赤ん坊を真ん中に家族そろってのんびりなんてことは、当座、出来そうもないが、この子が、事故もなく健やかに成長し、我が家に幸せをまき散らせかしと思わずにいられなかった。
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