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ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

 2008年09月03日
  萩原朔太郎『萩原朔太郎写真作品 のすたるじあ 詩人が撮ったもうひとつの原風景』(フォトミュッセ 新潮社)を読む
 多趣味のハイカラ・ボーイ、萩原朔太郎が撮した写真に、関連した詩を添えた一九九四年十月刊のビジュアル本。単発写真は、うら淋しい風景写真が多い。彼は、「光学的な作用」を利用して「自然の風物の中に反映されている自分の心の郷愁」を写し取りたいと思っていた。確かに、そうした意図は酌み取れるのだが、いかんせん、ボケ写真ばかりで、当時、いくら写真技術が難しかったとはいえ、未熟な腕である。
 彼が熱中したのはステレオ写真のほう。あの立体視は、「幻想的」で「長い時間の持続している夢の中で不動に静寂している」ようだと述べている。萩原葉子は、子供の頃、父の仕事場を覗くと、時に立体写真を鑑賞していて、マズイところを見られたかのように、バツの悪い顔をしていたと回想している。
 彼は、日常生活においても、「現実から遊離して宇宙へ飛んでいるよう」な様子の時があったという。ステレオ写真の世界に没入しているひとときも、彼にとって、そういう時間だったのだろう。
 彼自身、僕の写真は「記録写真のメモリイ」ではないと否定しているが、今の目で見ると、当時の前橋の町の様子や家族の記念写真のほうに写真としての力を感ずる。少々、皮肉である。
[1] 

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 この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。

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