ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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九月も終わろうとしている。今年は暑い九月だった。日中、涼しくなったのは、ごく最近のこと。 九日は重陽の節句だった。新暦になって滅んだ節句だがと、この日、授業があったクラスではちょっと説明した。菊がらみで、生食用の菊花が売っている話や乾燥菊をお汁に浮かべるとちょっとリッチだよという話も……。 それにしてもと思う。自分の今の生活に、全然、この種の風流さがない。ない人が語っても、説得力はなかろう。 そういえば、仲秋の名月も気がついたらいつのまにやら終わっていた。以前、月や暦の話を勉強かたがた書いた覚えがある。余裕のない今年、どんどん時間だけが通り過ぎていく感じだ。 八月には終戦を意識した読書をするのが例年のことだったのに、それも今年はせずじまい。広島の黙祷も、職場の椅子でお茶をすすっている間に終わってしまった。先日、NHK歴史番組の再放送で、米軍は「パンプキン」なる模擬原爆を、本番前後に投下し続けていたことを知ったのが唯一の勉強。見ながら、そんな意味のない空襲で各地が被害にあっていたのかと思って暗澹となった。 昨日の横須賀に原子力空母が配置されたというニュースにも吃驚。そう決まっていたなんて、全然知らなかった。非核三原則はどこにいったのだろう。先月、長崎で首相が「今後も非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、国際社会の先頭に立っていく」と宣言したばかりだというではないか。 ちょっと顔を上げると色々なことが通り過ぎていることに気付く。 気持ちをもっと外に向けよう。日々の生活が「生活のみ」にならないように。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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