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ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

 2008年10月06日
  前田家本「土佐日記」を観る

  法隆寺展の影に隠れ、目立たないが、今回、二階奥、前田育徳会尊経閣文庫分館の一室で、定家筆本国宝「土佐日記」の公開があり、初めてこの高名な前田家本を、直接、目にすることができた。
 思ったより小型のパンフレット状の冊子で、収納時は屏風が描かれた蒔絵箱に入れられ、外にもう二種類の木箱に入れられているという厳重さ。
  開いてある頁は、冒頭部末尾、「ふねにのるべきところへわたる。」の「所」より以下の文。二十二日は全文。二十三日は末尾「これは、ものによりてほむるにしもあらず。」の「ものに」まで。このあたりは教科書にもよく採られ、授業でもよく解説する箇所である。
  紀貫之自筆本を見ながらの書写で、且つ、書き手が藤原定家と、自筆本が失われているこの作品の場合、原本直近で、最も血筋のよい写本である。これを国宝にせずして何を国宝にするかといったレベルのもの。
 字はいつもの定家独特な書体。昔から私は、正直、悪筆であると思っていて、あの秀才もここのところだけは、ちょっと落ちるなあと思っている。まあ、そこが人間的な部分であるが……。
 当時のまわりの人たちの評価はどうだったのだろう。「定家さんも立派な人だけど、あの字はねえ。」なんて言われていたのではないか。(つづく)

[1] 

お願い

 この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。

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