ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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共済から弔慰金が出るという。そのまま葬儀費の補填に使ってもよかったのだが、消えていくお金になる。それより何か思い出になる品物をということで、追い金の上、万年筆を買った。パーカー製。大幅値上げ直前だったので、駆け込みで以前から気になっていた美しいチェック柄を選んだ。 届いた万年筆の羽根を模したグリップを見て思い出した。 私が小学生か中学生だった頃、父からパーカーのボールペンを貰ったことがあった。父は全盲だったので、頂き物が使われず私にまわってきたのだろう。ステンレス製でヘアラインが入り、高級感があって大事にしていた。 今回、ネットで調べてみたら、ちゃんとこの懐かしいボールペンがあった。名はパーカー45フライヤー。ちょっと細かいデザインで違う部分もあるが、まず、これの初期型である。どうも数年前に廃盤になるまで現役だったらしく、今でも「在庫あり」となっている。私の手元にあったのが、今からもう三十年以上も昔の話だから、定番製品として本当に長く売られていたようだ。筆記具の世界は、今時の世の中では珍しく、動きがゆったりしている。今回買った万年筆も、大本(おおもと)のデザインは一九二〇年代まで遡るという。 この万年筆を父からの最後のプレゼントという気持ちで買ったので、パーカーにした理由が、これですっきりついたような気がして、何だかうれしかった。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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