ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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行きつけの写真屋さんがなくなっているのに気がついた。看板がはずされてシャッターが閉まっている。以前、デジタルでは利益がでないとご主人が言っていたので、内心、心配していた。ご夫婦でやっていて、カメラの修理などでお世話になったので、残念である。確かに、私自身、このところ行く回数が激減していた。これから、どちらでどんな生活をはじめられるのだろうか。新天地でのご繁栄をお祈りするばかりである。 二年前、行きつけの食堂が廃業した時にも感じたが、コミュニケーションをとりながらご商売をしていたところが、どんどん御商売をやめていく。お客である私は、年を追うごとに、話相手がいなくなっていくような感覚になって、寂しさを感じる。考えてみれば、最近は知らない人が打つレジ会計型の買い物がほとんどになっている。 先週の日曜、地元の大型銭湯に行った。昨年は慌ただしく、風呂に行くという発想が出てこなかった。かれこれ一年以上ぶりである。 浴後、休憩室に行くと、結構な人。みんなテレビの大相撲千秋楽を見守っている。自分もその中に入って優勝の行方を見守った。休場を続けていた朝青龍の復活がかかった横綱対決と優勝決定戦。対戦中はみんな力が入り、終わると小さくため息が出た。 こんな風に多くの人と一緒にテレビを観るという行為は本当に久しぶりで、応援しながら懐かしい気持ちがして仕方なかった。見知らぬ人同士だけど、微妙に連帯感のあるような、ないような、淡いつながりの空気。 昔は、もっとテレビを囲むという場面がたくさんあった。家族全員、居間に集合し、部屋を暗くして「赤穂浪士」「太閤記」を観ていたし、少し大きくなっても、お風呂の帰り、電気屋さんの前で、当時めづらしかったカラーテレビを通行中の大人たちと一緒に見入っていた。我が家はカラー導入が遅かったので、尚更、その光景を覚えているのかもしれない。 今の生活が、「個の生活」になっていることに改めて気づいた最近の出来事二つ。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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