ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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その昔、演劇に関わった時があって、その折りに「カツゼツ」という耳慣れない言葉を聞いた。「お前はカツゼツが悪い。」というような言い方から、発音が不明瞭という意味なんだろうと漠然と理解した。 この言葉、もともと、こうした発声にからむ業界の用語なので、今も多くの辞書には載っていない。漢字は「滑舌」や「活舌」という字を当てている。 ただ、最近は完全に市民権を得ていて、日常会話にもよく使われる。この言葉が「広辞苑」に載ってなくて逆にびっくりしたという話題が、実際、先日の職場で交わされたくらい。今や、この言葉に違和感を持つ人はほとんどいないだろう。 チラシで時々見受けられるようになってきた言葉に「日配品」というのがある。これも、最初、意味が判らなかった。 毎日売り切れて、毎日、配送される品物という意味らしい。スーパーで言えば、牛乳、畜産加工品、豆腐、納豆などがそれにあたる。最初、私はこの言葉で括られている商品は、毎日、我々に配達してくれるのかと勘違いしそうになった。あくまでもこの言葉は、「毎日のように納入業者がスーパー側に配送する」という意味での「日配」で、いわば流通業界内での話。我々消費者とは関係がない言葉で、私は未だに違和感を感ずる。 同様に、この前、電気量販店のチラシでみたのは「最寄品」という言葉。電球、電池などがこの分類になっていて、調べると、最寄りの店で購入することが多い消耗品の類がこれに入るらしい。これも違和感が残った。最寄りの店で客が買っていきそうな品々という意味なので、やはり売る側主体の言葉である。業界用語然とした内輪言葉をわざわざ消費者向けに印刷大書する必要はないではないかと私は思ってしまうのだが如何だろう。 最近、このあたりの「言葉のルーズさ」が目立つようになってきた気がする。お気づきか?
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