ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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昨日、高岡のミュゼふくおか写真館に、織作峰子の写真展を観に行く。彼女がここ六年間に八度訪れたスイスの情景を切りとったもの。 昨年、押し花の水墨画のような作品展を金沢二十一世紀美術館で観た。正直、単調で面白くなかったので、一抹の不安はあったが、バラエティ豊かな被写体で充分楽しめた。 今回の写真は、外国風景として極めてオーソドックスなもので、万人、安心して観ることが出来、万人、ああいい写真だなと素直に思う種類のものである。撮り方も基本に忠実な印象で、大阪芸術大学教授を務めているだけあって、遠近の使い方、三角構図への配慮など教材に使用できるような写真が多い。山岳写真も多いが、自然の力強さに過度に迫る訳でもなく、素直に美しさを切りとるという方向性である。私見では、どちらかというと自然それだけの写真より、人や動物を入れた写真のほうが、静かな動感が出ていいように思った。ただ、そこでの人の生活を全面に押し出しているものは少なく、旅行者としての写真家が観た視点といったスタンスである。 扱う題材は多種多彩。地元の子供の動き、猫、山岳鉄道やバスでの旅人の様子、観光名所で観光客をわざわざフレームに入れてあるもの、ストレートに絵葉書のような山岳風景……と、観る者を飽きさせない。 技術的には広角レンズの使い方が巧みであった。反面、スイスの小さな花々を接写した小品群はまったく平凡。 フロアで、撮影中の様子を描いた短いビデオが流れていたが、スイスの景色に映えてスタイル抜群の美女度が際立っていた。「美人さんスイスの美しい情景を撮す」という感じで、その取材の結果、この作品たちが生まれたのですというトータルなイメージをを我々に提供する。何とも美人さんならではの効果。 後、館を出て前を流れる岸渡川を散策。四年前、偶然、桜祭りの日に訪れ、河岸の桜を堪能した覚えがある。既に終わりかけで、多少くすんでいたが、まだ葉を出していないものもあり、充分楽しめた。金沢は先週土曜日がピークだったので、思いがけず再度の花見が出来て幸運だった。近くのレストランでパスタのランチ。行き高速、帰り国道のプチドライブの半日。
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