ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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「音」は中国由来の元々の漢字の「おと」を表し、「訓」は則ち「意味」のことで、その「意味」を「漢字の読み」として採用したというのが、日本語の画期的なところ。 平成の大合併の際、石川県の高松町、宇ノ気町、七塚町の三町が併し、平仮名の「かほく市」になった。私はあきれ、こういう言い方で、みんなにクイズを出した。 「私は、小松が「こまつ市」になっても、正直、嫌だが一応納得はする。金沢が「かなざわ市」になっても、これも我慢する。だけど、「かほく市」だけは我慢がならない。それはなぜか判りますか?」 多くの人は即答が出来なかった。もちろん、「かほく」は「音」だからである。こまつと平仮名で書いても、ちいさな松であることは理解できる。それは訓なので意味が判るからである。でも、「音」は判らない。「机上」を「きじょう」と聴いただけでは何のことを言っているのか判らない。「機上」も「気丈」も「気情」「軌条」も「騎乗」も「帰城」もあるからである。常識的には「河北」「華北」あたりだろうと見当はつくが、訓読と違って、頭の中で漢字に変換し直さなければ意味が判らないから、結局、二度手間である。 さて、先日、野々市町が市制昇格の折りの名称を「野々市市」とすると町の検討委員会で決定した。「市」が重なって、確かにちょっと変な感じになるので、どうするのだろうと地元で話題になっていた。平仮名が順当とする意見も私の周りで何人か聞いていたし、理屈では訓読なので平仮名でも仕方ないかと諦め気味だったので、この決定を聞いて個人的には安堵した。 ちなみにこの検討委員会の座長は元社会科教師である。
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