ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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ここのところ、大会、合宿、模試監督と休みがなく、且つ遠足が平日に入って、「日々是行事」状態が続いた。 遠足は、先頭から歩き出し遅れを途中信号ストップで取り戻すことを繰り返しながら、遅れずに行き着くことができた。ただ、昼のバーベキューの頃には本格的雨になって、それがまた屋根なしサイトだったので、傘差しながらの焼き肉となり大変だったが、子供たちはいい思い出になったのではないかと思う。私自身も初めての雨中BQで、一生覚えている行事になりそうだ。もう出番がなくなっていた山行きグッズも、こんな時、役にたって、雨具、中間着など万全の服装で助かった。 ただ、同じセクションの仕事をしている同僚より多少年寄りで腰が痛い身には、体を使う行事ひとつひとつが、楽しみながらも辛くなっている面もある。 さて、GW最終日の今日、昼過ぎに仕事がはねたので、このままでは何にもなしで終わってしまうと、夫婦で金沢二十一世紀美術館の「二紀会展」を観に行った。 技術的に高いレベルのものばかりで、抽象具合が中庸で判りやすい。頭をひねることなく楽しみながら鑑賞。中で「成れの果ての糧」(狩野宏明)という作品はジャングルに放置されている恐竜の白骨にファンのような人工機器が取り付けられているというシュールな絵で印象に残った。よく見ると生きている動物も書き込まれていて、人の都合で食い荒らした近未来の生物の未来を暗示するかのようであった。 その後、金沢の中心街をぶらぶら歩く。さすがに県外入り込み客の多くは帰り、町は地元中心の人の流れに戻っていた。 オープン間もない「しいのき迎賓館」も初見学。県庁エントランス棟の前半分を切り、壊した部分に縦長に新たにオープンなスペースを作った造りで、ここまで壊してしまうと、廃屋の有効利用になったとは言えるが、「文化財の保存」とは言い難い再生手法で、保存の観点では疑問が残った。この建物の新しい部分が古びたら、どうするのだろう。
中は右ウイングに有名フランス料理店が入居して繁盛しているが、それ以外、常に活気があるような利用のされ方が設定されている訳ではないので、つまりは「ポール・ボキューズ」に賑わいを頼っているような感じがした。レトロとモダンが融合したお洒落な建物に仕上がっているだけにちょっと心配。 繁華街を通ると、子供時分の景色と重ねて見てしまう。町がどんどん変わって、例えば、広坂の広見では蛇の目の寿司屋さんと喫茶店「芝生」だけが昔のままで、私の目に映る画像ではその二つの建物だけがぽっかり浮かんで見える。 子供の頃、屋上の遊園地が楽しみだった旧大和デパート、今の「ラブロ」は、上階のテナントがほとんど撤退し閉鎖寸前状態だった。賑わいの中心が戦前は香林坊、それが、私たちの若い頃に片町に移り、そして今また香林坊方面に戻っている。その分、片町方面は少し寂れた。商店街の栄枯盛衰は見た目にはっきりわかりので、時の移りを実感する。
夕刻、急激に人がいなくなったメイン通りをぶらついて、洋食屋さんに入り、軽くビールを一杯。
あれだけ寒い日が続いていたが、ここのところ、急に暑い日になった。
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