ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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先日、そろそろレコードプレーヤーの針を換えないといけないと、事前に調べて「お気に入り」に入れておいたアナログ針屋さんのサイトに行ってみると、取り扱い中止の赤文字が……。カートリッジはpickering社EP-HiFi(MM型、針圧 0.75〜1.5g、出力電圧 3.5mV)。 調べてみると、二年ほど前に、そもそもこのピカリング社のカートリッジ自体がすべて製造中止になっていたようである。あわてて、まだどこかに針の在庫がないかとネット上で根気よく探したが、もうどこにもなかった。まさしく後の祭り。 もともとこのカートリッジはレコードプレーヤー(COSMOTECHNO DJー4500)に付属していたもの。実は、このプレーヤー、出てそんなにたっていないのに、早々にカタログから消えていたのには気付いていて、不思議に思っていた。安いカートリッジをつけた古い機種のほうが残っているので、どうしたのだろうと思っていたのである。 ということは、発売後、程経ずして部品の供給がとまって、無くなったことになる。明るく元気な音を出していたので、大変、気に入っていたのに……。結局、針の交換をされることがないまま、この針のためだけにあるカートリッジということになるようだ。ちょっとプレーヤーの会社に文句のひとつもいいたくなるが、そこもカートリッジメーカーに文句を言いたい気分かもしれない。 これ、滅びゆくテクノロジーを未だに追いかけようとすると、色々な障害がつきまとうことを覚悟せよということなのかもしれない。 さて、そこで、針が完全にすり減る前に、新しいカートリッジを買って聞き比べをした方がオーディオ的に楽しかろうと、新たにカートリッジを購入した。こんどはオルトフォン社製の「2M RED」。オルトフォンと言えばMC型の高級品のイメージがあるが、これはMM型で扱いやすい。シリーズの中でも一番お安いもので、先任と同価格帯だが、ピカリング同様、元気なサウンドであった。高出力(5.5mV)なのが特にその印象を強くしている。欠点はスクラッチノイズを正直に拾うところ。 先日、若い頃買ったアナログレコードと、高音質を謳うBlu-spec CDで同じアルバムを聞き比べてみたが、音質の遜色はまったく無かった。音源が古いとCDでもサーというヒスが絶えず聞こえていて、ノイズレスということはない。肝心の楽器の音はアナログのほうが自然な感じがして好ましく、音的には今も昔も大して変わっていないのだと実感する。新しいメディアのほうが優れているのは当たり前という固定観念にこれまで囚われていただけだと、アナログを聞き直して痛感している。
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