ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。
エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」 http://hiyorigeta.exblog.jp/
ちょっとアップが遅れた。この四月、全三回の婚活ドラマ「ご縁ハンター」(主演 観月ありさ)を観た。 私の子供の頃、女性は二十二歳ごろが結婚適齢期と思われていた。女性が四年制大学に行くのが少数派だった時代である。高校か短大を出て、数年社会に出て、彼氏を見つけて結婚というのが大勢で、二十五歳はお肌の曲がり角、二十も後半になると、焦り出すというのが当時の「常識」だった。 嘉門達夫に「二十六歳」というコミックソングがあって、女が会話の端々に結婚後の話を織り交ぜ、男に結婚を迫るという内容であった。今はこの年齢でこの話は少々そぐわない感じだ。 私が大学の頃も、前の世代のそうした雰囲気は残っていて、大学出た途端結婚したり、学生結婚も珍しくはあったが、ないでもなかった。この「学生結婚」なんていうのは、今やほとんど考えられない習俗(?)なのではないか。 女性も今や大学や大学院を出ている。不況下、就活もせなければならず、すんなりと正社員になるのも厳しい。社会人になるのが年々遅くなり、今や二十五歳前後でようやく落ち着く。大人社会に慣れてくるのが三十歳ちょっと前、あっという間に三十代突入である。 現在、女性の初婚年齢は28.8歳。私世代の三十年前と較べると、3.6歳の上昇で、晩婚化にともなって、初産年齢も29.9歳と30歳をこえるのは時間の問題となっている(30年前は26.4歳)。現在、女性の生涯未婚率は約一割で、三十年前の約二倍になっている。(以上、「こども子育て白書」による) なお、「人口統計資料集2012」(国立社会保障・人口問題研究所)によると、2010年の女性の平均初婚年齢は29.69歳。1980年は25.11歳で、三十年の間に4.58歳上昇したという数値となっていている。1980年にはアラフォー女性の約9割、アラサー女性の約8割が結婚していたが、2010年になるとアラフォーは約7割、アラサーになると、ほぼ5割と大きく減少している。
先日のGW中の夕刻、浅野川界隈を車で通った。ラッシュで、あのあたりで車が長く止まったので、観光しているカップルを十何組か眺めた。皆、仲良く手をつないでいる。微笑ましくもあるのだが、よくよくご両人を眺めてみると、若いには若いが、そんなに若くないというくらいの年齢の人たちばかりであった。中にはアラフォーに近いのではないかと思われるカップルまで……。手をつないでデートなどというと高校生から二十歳代前半くらいまでのイメージなので、どうみても老けて見えるのだった。これは、上記の統計がそのまま反映され、二人の蜜月期もそのまま後ろにズレている現実を、見た目ではっきりと示している出来事のように思えた。(つづく)
|
|
お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。
(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
|