ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2010年03月05日 :: 動画サイトを楽しむ |
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この冬、インターネットの動画サイトに懐かしい音楽家の名前を検索して楽しんだ。ビル・エバンスやコルトレーンの五十年ほど前の貴重な白黒動画などは「動く誰々を観た」的な感覚で、動いているだけで感動。全盛期のあの頃が蘇った。六十年代のアストラット・ジルベルトの後ろで吹いているスタン・ゲッツ・グループのメンバーに真面目な学生さん然とした若き日のゲーリー・バートンを見つけてニンマリ。 子供の頃の懐かしい曲もすぐに見聞きすることができる。レコードを血眼になって探す必要がなくなった。へドバとダビデの「ナオミの夢」、マンダムの宣伝の「男の世界」など。よく通ったスケートリンクのジュークボックスから流れていたので、これらの曲は無性に懐かしい。「ナオミの夢」の場合、当時のコンサート映像はなく音源のみ。中年となって日本のテレビ番組で再演されたものがあったが、元々には及ばない。 何日も片っ端から観ていて、映像がもたらす「併置性」に気がついた。シルビー・バルタン「アイドルを探せ」。少女の可愛らしいスタジオ収録映像の隣ファイルには、最近の彼女の姿がアップされていて、そこには、初老の女性が写っていた。言われないと絶対あのアイドルだとは判らない。 同様に、クルセイダーズをバックに当たり曲「ストリート・ライフ」を軽快に歌う若きランディ・クロフォード。その隣にジョー・サンプルのピアノだけを伴奏にじっくり歌う中年女性となった今の彼女の映像。ベテランとしての味わいはあるが、声の張りやパンチが効いた声量など、歌手としてはあの頃のほうがインパクトがある。 映像は、時間と無関係にその場に併置される。我々は、一気に何十年も開いている時を無視して、芸術の出来をジャッジ出来てしまう。音楽など時間が絡む芸術をしている人にとって映像は辛いメディアだなと思わずにいられなかった。
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