ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2011年01月02日 :: 謹賀新年 |
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 小生、仕事では、今年度、忙しいセクションにあたっており、後三ヶ月、心労が積み重ならないようにうまく散らしていかなければと思っています。 さて、新年早々言葉話題。 元日の日中、実家で観ていたテレビ。若手無名芸人のショートコントのあまりの面白なさに、帰宅後、チャンネルをBSにかえて昭和期に放映された懐かしい落語・漫才を観て過ごした。 若手番組の方は、まず踏まえている事象自体が判らないことが多く、それは世間の流行を知らないこちらの問題もあるのだろうから仕方がない気もするが、言っている言葉が判らないのに閉口した。テレビやお笑い界の業界用語や符丁のことが多く、類推できるものも多いが、全然判らないのも結構あって、愚妻も判らず、私同様困っていたようだ。また、受けを狙って、男が裸同然で出てきても「正月なのに」と思うだけで逆効果。 若手の芸が面白くないのは、三十年ほど前の漫才ブームの頃、すでにぼんちやB&Bがさっぱり面白くなくて何が受けているか判らず不思議に思ったことがあったので、そんなものである。今のがよく判らないのは、あながち私の歳のせいばかりではない。 途中から観たBSの生放送「昭和なつかし亭」では、かしまし娘やお笑い三人組の一人金馬さんがお元気そうで、懐かしかった。VTRでのてんやわんや、いとしこいし、比較的新しいところではやすきよ、地下鉄漫才など、どれもお話自体が面白く、何度も舞台にかかって手直しされ、計算され尽くした「芸」を感じた。一つ一つが「演目」として大切に扱われている。テンポの早いやすきよでさえ、しっかり言葉を聞き取ることが出来、「何をいっているのか?」という事態を招いていない。 BSのほうに出ていた若手売れっ子芸人さんのトークの中に、昔は使わなかったカタカナ語が混じっていた。それは彼らの言葉としては自然なのだが、その言葉を言っても高齢のご老人には通じなかっただろうなと思うことが何回かあった。自分の年齢がちょうど中間に位置しているので、そうした意志疎通の微妙な齟齬がよく判る。言葉の専門家なのだから万人が判る言葉をチョイスするのも大事な「芸」のひとつなのにと思った。そうした意識を持って喋っているタレントさんの数はそう多くないのではないか。
今日の日記は、つまりはテレビ批評で、家でだらだら寝正月を決め込んでいるのが透けて見える、あまり高品位な話ではありませんでしたねえ。
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この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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