ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2011年01月06日 :: OEKニューイヤーコンサートを聴く |
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石川県立音楽堂コンサートホールにて、OEKの「第二九三回定期公演 ニューイヤーコンサート2011」を聴く。舞台端には花が飾られ、出迎えの女性が振り袖姿だったりと、全体が新年らしい装い。指揮井上道義、独奏は元OEKのマイケル・ダウス(ヴァイオリン)。 曲は、前半、ピアソラ「ブエノスアイレスの四季」。ダウスの弾き振り。この曲の生ははじめてで、今回の収穫。オーケストラ用の編曲が巧妙で、ピアソラ独特のタンゴリズムも弦合奏などでうまく表現されている。ソロバイオリンのフレーズ末尾に装飾的技巧が加えられ、色彩的なアレンジが素晴らしい。まさにビバルディ「四季」のタンゴ版。 後半は井上の指揮。華やかに「こうもり序曲」で幕開き。バルトークの「ルーマニア民族舞曲」は最近メディアで一部分が使われたりしているようで、聴き覚えのあるメロディが出てきた。次のリスト「メフィスト・ワルツ 第1番」はハープやトロンボーンが増強され色彩豊か。定番「ピッツィカート・ポルカ」の後、喜歌劇「パガニーニ」第1幕より「カプリッチョ」、ワルツ「金と銀」、アンコール「メリー・ウィドウ」とハレールものが続いた。華やかで親しみやすいメロディとリズム、万人受けするリリシズムで聴く者を楽しくうっとりさせて、魅力的な曲々であった。 井上の指揮は、いつも以上にメリハリをつけたエネルギッシュなもので、リズムに乗って今にもワルツを踊り出さんばかり。皆さんもドンドン乗って下さいといった感じで、最初静かだった観客を徐々に引き込んでいき、プログラム最後の「金と銀」に到って、大拍手を受けていた。彼は、しまいにはダウスに「アイ・ラブ・ユー」なんて告白して、二人べったり寄り添うなど、エンターティナーぶりを発揮していた。もう大はしゃぎの部類。 今回の定演。短い曲ばかりが並んだお正月らしい華やかなプログラムで、肩の凝らない楽しい演奏会だった。タンゴやワルツなどリズミックな曲は人をウキウキさせる。ニューイヤー恒例の曲も少し入れ、超有名というわけではないが心地よい曲を並べた選曲も秀逸。帰りにはOEKの烙印を押したどら焼きまで配られ、「お正月のお楽しみ」を大いに楽しんだ気分になった。チケットを融通してくれたN君に感謝。
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