ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2013年05月22日 :: (つづき) |
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若い頃の恋愛を素通りして後ろにずれても、社会性は大人としてちゃんと身につけるから、自我や自己の社会的立場がはっきりし、どんどん「勢いでする結婚」からは遠くなっていく。そのため、結婚は自分をわかってくれる大人の異性と大人の付き合いをして、条件の良い相手を選択するという形になる。婚活という新造語が市民権を得るようになるのはそういう流れがあるからで、いい歳の男女の結婚は、なんとも面倒なことになっている。 晩婚化が引き起こす諸問題は、先月のNHKの「クローズアップ現代」などでも特集されていて、純粋に母体の問題に限っても、卵子の劣化、流産の危険性、障害児出産の危険性などが指摘されていた。高学歴等による晩婚化は、生物としての生命サイクルと齟齬をきたしていて、女性の生き方は、その狭間で苦しい辻褄合わせを強いられているのが現代だということが、鈍感な男の私でもよくわかった。四十歳を越しての初産の流産率は三十五パーセントを超えるという統計もある。女性にとって、今は大変なリスクを抱える時代になっている。
ということで、その隙間を埋めるべく流行るのが「婚活ビジネス」ということになる。このドラマは、婚活業界のやり口を我々に紹介しているようなドラマで、婚活のコンサルタントをしている男はある種の心理カウンセラーのように見えた。このドラマを観ると、申し込んだ客は、常に商品価値評価の対象として相手から値踏みされる。条件の悪い人にとっては、なかなか辛そうである。 キャリアを続けて会社人間だった彼女(観月ありさ)が、この婚活サイトで婚活に励むようになり、これまでの生き方と違う自分を探しはじめる。結局、最後の自営業の彼とも、どうなるか分からないといった状況で話は終わってしまうが、変にハッピーエンドで終わるよりリアリティを感じて、悪い結末ではない。
それにしても、これを観て、いい歳同士のお付き合いのきっかけ作りって、なんて面倒なのだというのが偽らざる心境である。やはり、生き物として順当なあたりの年齢で恋愛して結婚するのが一番いい。後先考えない勢いが大事。
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この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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