ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2006年04月14日 :: 思わぬ余波 |
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金沢では桜が満開となった。ところが、ここのところ、風の強く肌寒い真冬のような日に逆戻り。オマケに明日明後日の休日もぐずつきぎみの予報とあって、ゆっくりお花見は出来そうもない。 立派な故障中年になって、あと桜何回見られるのだろう、二十回くらいかとカウントダウンモードに入っている身としては、何だか一回損した感じである。 今日、愚妻は職場の歓迎会。駅前まで送るため、犀川河畔を通ったが、案の定、花見の宴を催しているグループはほとんどいなかった。そのかわり、おそらく繁華街での飲み会に変更したのだろう、中心部の混雑は大変なものだった。 戻る途中、遠回りをし、どこか入ったことのない店で外食をと思っていたのだが、大渋滞でそれどころではなくなり、いつものルートで自宅付近まで戻ってきてしまった。そこで、いつもの回転寿司屋に行くことに。 ところが、人気店にもかかわらず、客が一組しかいない。ほどなく、私一人だけに……。 年度当初のウィークエンド、桜も満開。どうも、今日は宴会だらけで、郊外のこうしたお店は閑古鳥が鳴いているのであった。 ちょっと水を向けると、板さんは、「こんなことは前代未聞です。」と洩らしていた。従業員五人、全員、手持ちぶさたにしている。どんどん注文して下さい、握りますからとさかんに勧めるのだが、どうも、こっちの間が持たなくて、廻っているのを食べて、新しい客が入ってきたのを潮時に、さっさと出てきた。 そういえば、例年なら夜桜客で賑わう兼六園の緋毛氈の休憩所も当てが外れてがっかりしているだろう。商売は本当に時候次第。 この天気、私は余生の感慨として恨めしかったのだが、経営者にとっては、もっと、直裁的に死活問題として恨めしいだろう。 「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」とは、現代では、市場経済論理についての真理であるようだ。
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