ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2007年03月03日 :: 金属泥棒 |
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金属の高騰を受けて、盗難が多発しているそうだ。電線が盗まれ電気を送れずというのはいい方で、電車のレールもなくなったという。ヘタをすると大惨事である。今朝のNHKニュースでは、それに続けて、高い塔の上の火事を知らせる鐘までも盗られたという。 私の耳は、そのフレーズでとまった。中身より、言い方が気になったのである。そのことを、普通、「火の見櫓の半鐘」というのではないか。「火の見櫓」がまず判らない。「半鐘」はもっと判らない。そこで、こういう言い方になったのだろう。両語とも死語扱いされたわけである。 土曜夕方、NHKの「週刊こどもニュース」は、難しい政治・経済の言葉を判りやすく言いかえてあって、ああ、子供にはこう説明するのだと、その言いまわしが面白くて、時々チャンネルを合わせる。なんだか、今朝のニュースを聞いて、それと同じ扱いを大人にやられたようで、ちょっとお子様気分だった。
なんでも、気象庁は「宵のうち」という言い方を廃して、「夜のはじめごろ」と言うことにしたらしい。「宵」が何時頃か判らない人が多くなったからとのこと。これも同じ話。間の抜けた言い方だなあ。
ところで、その時、疑問に思ったのは、なぜ、半分の鐘と書くのかということ。国語辞書レベルでは説明されてなくて、今も判らない。すっきりこなかったが、その下の項目に「半鐘泥棒」というのがあるのではないか。まったくもって、今のニュースの話である。へえ、昔からよく盗まれたのだと思って、説明を読むと、全然、違っていた。 「背の高い人をあざけっていう語」 なあるほど。上手い。江戸ッ子らしいユーモア。 よし、この言葉を覚えとこうと思ったけど、ちょっと待て。いったい何時使うんだ? 他人の身体的特徴を云々するのは、今、過敏なほどタブーである。おそらく、こっちは使用不適切語。 なんだ、どっちにしろ、もう死語だ。
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