ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2007年07月12日 :: テアトルエコー公演『ルームサービス』を観る |
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(まとめるのに時間がかかり、5月下旬に観た芝居の感想文を今頃アップします。「私のかあてんこおる」の項にもアップする予定です)
ベテラン俳優さんたち
第266回例会 テアトルエコー公演『ルームサービス』
職場を出るのが遅くなった上、道の選択を誤ってラッシュに紛れ込み、当然、駐車は会場から一番遠くになりと、一度出遅れるとどんどん悪い方向に歯車がまわってしまうパターンに陥って、大遅刻をした。 二階に着席すると、だいぶ物語は進んでいる。状況が判りはじめるまで、話している意味内容ではなく、純粋に俳優たちの体の動き・しゃべり方を客観的に眺める視点で舞台を観ることとなった。まるでゲネプロで演技の最終チェックをしている演出家のような気分である。しかし、そんな十数分が逆にちょっと新鮮だった。 私が座った時、この劇団の屋台骨を支えているお一人、沖恂一郎が出番中だった。にわか鬼演出家は、演技の切れが悪いなと感じたが、パンフレットを見ると御歳七十七歳とのこと。無理もない。 同様に、銭形警部、納谷五朗も七十七歳。物知り博士、熊倉一雄は八十歳。ベテラン陣は、ほとんど顔見せ的な短い出演となっていた。彼らが出てこないとテアトルエコーではないので、最初から年齢に配慮した演出・訳(酒井洋子)がなされたのだろう。熊倉さんにいたっては、もう出てこないのかと思った最後の最後にチラリと出てきて、妙に安心した。お元気そうであった。 ブロードウェイのホテルに住みついて、芝居の幕を開けようとする役者たちと、彼らを追い出そうとするホテル側との丁々発止が続くコメディ。七十年前の作品のリメイクだという。私は途中からだったので、長くも感じず、疑問もなく楽しんだが、後から聞くと、厳しい評価を下している方もおられた。どうやら私が観ていない序盤はほとんど笑いがなかったらしい。 喜劇は「おもろうてやがて哀しき」が一番だとする人から見ると、この作品は、「やがて哀しき」がなく、最後までドタバタに終始するのも物足りなく思えたかもしれない。もちろん、それはそれで、作品に突っ切る力があるのなら問題はないのだが、後半、かなり笑いが出てきたものの、全体的には、乗せ切ったとまではいえなかった。(つづく)
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