ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2007年08月14日 :: なんとかなった(東京旅行1) |
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先の土日を絡めた日程で、初めて本格的な旅行をした。一人だと悪化した場合どうにもならないので、愚妻の出張に便乗する形で列車に乗る。まず、責任のない東京観光で遠出の練習である。緩く行きたいところを決めておいて、出来る範囲で動くというスタンス。ホテルで寝ているだけでも無事に帰ればよしとする。 新幹線は指定席車両の端の席。足を前の壁に投げ出したので何とかなった。がらがら引きのトランクも愚妻に任せっぱなしで、自分は身の回り品のみ。移動も、地下鉄の連絡が悪いところはさっさとタクシーを使った。コインロッカーもどんどん使う。若い頃のケチケチ旅行からみたら贅沢だけど、無理は禁物、お金で何とかなるところはお金でという発想でこなした。 結局、絶対行こうと思っていたところには行けたが、「無理がきいたらここも。」といったところは行けなかった。そんなレベルだった。 具体的には、六本木ヒルズ、美術展、秋葉原、芝居見物などには行けたが、あちこち歩き回る東京下町文学散歩や、方向が違っていてテキパキしないと時間が取れないカメラフォーラムには行けなかった。 以前より椅子に座っていられる時間が長くなっているので、途中で横になりたくなって困るということがなかった反面、じっと立っているのが一番辛いということが今回の旅でもよく判った。 美術展では、入場早々ソファに座り、以後、展示室全コーナー休憩椅子制覇を達成した(悲)。時々、椅子のない部屋があって、そんな時は前室まで戻って座り、また、先の部屋に行って続きを観た。気が散って、連続的に深く対象に入り込むことができないもどかしさを感じたが、これは諦めるしかない。 これで、遠出でこなせる自分の限界とペースが分かった。こまかいことは人様に全部任せての、気分次第、お大尽旅行ならこなせるが、こまごま自分から動かねばならない仕事旅行は未だ不安がつきまとう。 一時期、もう東京の景色なぞ、この目で見ることが出来ないのではないかと思っていたので、ヒルズの展望台で摩天楼を見ると、結構、感激するのではないかと、行く前に、その時の自分の姿を思い描いていたのだが、実際、現地に行くと、東京タワーが下に見えるね、あのビルはどこどこだね、といった眼前の刺激にすっかり心奪われ、感激にひたるのを忘れてしまっていた。ちょっとは元気になってきた証拠かもしれない。 (以後、まとまり次第、東京の印象記を少しずつアップしていきます。)
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