ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2008年05月23日 :: デパートを楽しむ |
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五月に地元デパートでペンクリニックがあるということを、冬の蒔絵万年筆展示会会場で小耳に挟み、この日(十一日)を楽しみにしていた。ドクターは、万年筆好きには夙に有名なセーラー万年筆の川口さん。夫婦ともども芸能人に会うかのような気持ちで出かけた。 当日は、門前市をなすほどではないが、ひっきりなしにお客さんが訪れていた。インク工房の石丸さんもいらっしゃていて、いつも地味な万年筆売り場が、今日だけは華やいだ雰囲気を漂わせていた。 私は買って間もないスーベレーンM800を差し出した。川口さんは、ペリカンのBB(極太文字)は、縦と横の線の太さが違い、日本人にはなかなか難しいペン先だと話された。私も差が少々極端かもしれないと答えると、では少し研ぎましょうと、目の細かいサンドペーパーのような紙(ラッピング・フイルム)の上でペンをクネクネさせた。 二分ほどの作業の後に差し出されたペンは、確かに以前より字の太さの差が少なくなって横文字臭さから脱却し、書き出しのかすれも改善されていた。 愚妻は、ラミー(アルスター)とセーラー(スオード)。二本ともペン先を引っこ抜いて切り割りを開くなど細かい作業をして戴き、カリカリ感がなくなった。 修理を頼むと、人の足元を見た工賃を取る世の中、無料で他社製まで調整して戴けるこのシステム、本当に万年筆文化を楽しいものにしている。 さっさと終わったので、その後、贈答用に洒落たインクや紙類を購ったり、革小物売り場を冷やかしたりして、最上階レストラン街で食事をとった。窓下、中央公園の新緑が広がって美しい。 身に持ついいものは大型スーパーではなくデパートにある。今のが傷んだらこれを一生物として購おうと思った身辺小物がいくつもあった。 全然自分に関係ないと思っていたデパートが親しくなりつつある。デパートを楽しんだ一日。
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