ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2008年05月25日 :: 男らしさの空間 |
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本日、高等学校相撲金沢大会を見に卯辰山相撲場に赴いた。主催新聞社の新聞をとっていないので、この行事が今も連綿と続いていることさえ知らなかった。今回、勤務校の応援で参加。幟旗が賑々しい。 全国から強豪校が出場する伝統の大会。あわよくばプロになろうという大人顔負けの選手から、どうみても臨時編成で急遽募って出た一部県勢まで、選手は玉石混淆の感があり、一回戦などストレートで勝敗が決まるケースが多かった。そのあたり、おそらくこの競技の底辺がやせてきているからではないかとも感じたが、当否は不明である。 会場は野外の雨。皆ずぶ濡れになりながら各校立派に応援していた。我が応援団も格好よく男らしくて見とれた。私の若い頃でさえ、応援委員になるのを皆嫌がった。古くさく避けて通りたい係だった。況や今の子をや。それを自分から積極的に買って出て、力を振り絞ってリードする。さすがだと感心した。あの頃、なぜ、あんなに嫌いだったのだろう。本当に格好いい仕事ではないか。 その夜、老父の病室で、今日の大会のことを話したら、昔は金石でやっていて、金沢駅から金石まで大勢の生徒が、延々、歩いて応援しに行ったという。話の辻褄が合わないことも多くなった父なので、後でネットで調べたところ、確かにそうだったらしい。旧制時代、弊衣破帽、幟など担いで歩いたのだろう。古き良きバンカラの時代が彷彿とされる。 応援席の私の目の前を、褌一丁、裸足でのっしのっしと巨体を揺らして選手が行き交ったりもして、この空間には、最近余り強調されなくなった「男らしさ」がストレートに横溢していたのが印象的だった。
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