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ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

  2008年10月03日 :: 松井孝典氏の講演を聴く
 先般、職場の講演会で東大の松井孝典氏の話を聴いた。彼の話を聴くのは二度目。七年程前の前回は、よくも悪くもブルーバックス一冊読んだのと同じような話の展開で、結論に向かって、論理的で纏まった話とはいえるが、それくらいなら本をゆっくり読んだ方がいい、講演としては面白くないと否定もできてしまうといった感じの内容だった。
 今回は、主催者側の要望で、自分の高校時代の進路選択の話、大学内助手時代が長かった話など、生き方の部分を交えての話だった。このため、その部分で時間の三分の一近くを占め、宇宙に興味のない者もとっつきやすかったようだ。
 「生命とは何か。」と大上段に問うと答えられないが、「細胞とは何か。」と限定すれば、答えやすくなる。今までの学問は、こうした要素還元主義でやってきた。しかし、これでは全体が見えない。地球を知る学問、「知」球学=地球学として、地球のシステムの中で考えなければならないとするのが彼の立場。
 人間は、かつて生物圏の一要素でしかなかったが、新たに人間圏を作った。この人間圏の流れは、これまでの十万倍のスピードで動いている、つまり、一年で十万年分消費している計算になるという。今、地球というと、温暖化などがすぐ話題に上る。だが、人間が温暖化させているから、それで、冷却化を防止しているのかもしれず、地球はどっちに向かっているかなどは判らないと彼は言う。そのあたり、安易な「みんな乗合い地球丸」的発想とは違う、あくまでも宇宙側に立った見方を貫いている。
 宇宙分野のこの部分が私の専門ですというタイプではなく、統合指向が顕著。話を聴きながら、私は、彼の発想の根本にどこか文系らしさがにじみ出ている気がした。高校時代、歴史が好きで、宇宙方面に行くかどっちにするか悩んだという、その資質的な部分が、今の発想の基底になっているのではないだろうか。
 私は、名の知られたこの学者が、まだ還暦すぎであることに意外な感を持ったが、活躍がお若い頃からだったので、あの少壮の研究者がもう六十歳代になられたのかと、私とは逆の方向で驚いた人もいたようだ。  
 
 

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