ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2008年10月11日 :: 人間模様 |
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先夜、いつものように病院に車を止めると、赤色灯の救急車。担架で患者が救急処置室に運ばれていく。命あれかしと思いながら横を通り、病棟に上がる。 父の入院が長期戦になってきた。冬に入院し今は秋。ゆっくりと時間が動き、病棟の風景も微妙に少しずつ違ってくる。 病室は、色々な人が入ってきて、そしていなくなる。病室前に掲げてある氏名札がなくなり、空きになったかと思うと、また、次の声がするようになる。前の方は、回復されたのか、転院されたのか、それとも、お亡くなりになられたのか。我々には何もわからない。 テレビのある休憩コーナーも、お元気な方が多い時期は賑やかで、そんな時期があるかと思うと、ひっそりとしている時期が長く続くこともある。 ある時は、「オレは、ここでじっとしているような性格ではない、早く出してくれ。」と怒鳴って、家族やナースを困惑させている男性の声が廊下にまで聞こえてきたりもした。 また、なにか腹に据えかねたことがあったのだろう、ナースセンターの中で媼が若い医師に声を荒げていることも……。 端からは窺い知れない人の感情が、静かな建物の中で、ふっと表立つ。病院はそうしたところ。 そんな様々な人の思いを感じながら、私は、毎夜、ルーティーンのごとく父の病室に足を運ぶ。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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