ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。
エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」 http://hiyorigeta.exblog.jp/
|
2008年12月22日 :: デザイン力 |
|
|
「趣味の文具箱」第12号(エイ出版)を買った。「文具箱」と銘打っているが、内容は、筆記具、特に万年筆に特化したムックである。このところ毎号購入している。 それと、ネットの知識。主要メーカーを網羅した通販業者のサイト、ステーショナリー中心のブログ、掲示板などを眺めて知識を仕入れた。 興味を持った最初は、海外有名メーカーの定番ものばかりに目がいったが、国産も捨てがたいと、そっちもリサーチしはじめ、最近は、海外の小さい企業のものまで調べて、ほぼ総なめとなった。最早、「病膏肓に入る」状態である。 デザイン性に優れ、過去の自社製品との連続性をつよく押し出して「伝統」を感じさせる外国製に較べ、性能は優秀で、コストパフォーマンスも抜群によいが、外国の真似ばかりで、メーカーとしてのデザイン・ポリシーや連続性が希薄な日本製。自動車などで顕著な日本のプロダクツに感じる弱さをここでも感じた。 先日、美術の先生と会食した折り、その話を出し、イタリア・デザインの素晴らしさに較べて、日本のデザイナーはやはり駄目なのだろうかねと質問すると、彼はこう答えた。 日本人も頑張っている。でも、デザインを決めるのはデザイナーではなく、クライアントだ。案を三つ持っていっても、一押しはこれだというものにまず決まらない。一番、安全な、でも、全然面白くないデザインに決まることが多い。デザイナーは仕事だから、そこで引き下がるけれど、いつも悔しい思いをしている。日本のデザインを面白くなくしているのは、そうした保守的な体質のほうだというのである。 確かに、某国産製は、ペン先の技術に関してこそ世界に尊敬されているが、デザインは、型を同じくして、色や素材で変化をつけているだけで平々凡々。某有名外国製品とも、どことなく似ている。面白くない。冒険があるといいのに……。 せっかくの世界トップ技術。不況の今、そうしたところから光明が見えてくるはずではないか。企業人でない私でも、そこのあたりは、今回はっきり見えてきた。 つまり、色とりどりで美しく形が楽しい、人々の気持ちを明るくする製品を作れはいいのである。
|
|
|
|
|
|
お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
感想をお寄せください。この「ものぐさ」のフォームは、コメントやトラックバックがあるブログ形式を採っておりません。ご面倒でも、左の運営者紹介BOXにあるアドレスを利用下さい。
(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
|