ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』な らぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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2009年01月02日 :: 祖母の傘 |
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賀状の仕分け作業がないため、いつもより静かな元旦だった。
大晦日、実家の大掃除をしていて、父が管理していた祖母のタンスを開けてみた。和服や免状、祖父の軍服などが入っていた。傘が何本もあったので、開いてみたが、特に傷んでおらず、充分使える。使えるどころか、実にしっかりした作りで、驚いた。プラスチック部分がない。すべて金属でできていて、何十年もたっているのに錆や腐食もない。ぶ厚くメッキされているのだろう。可動部分の作りも頑丈で、太い糸で骨と布が手縫いされている。 昔は、ものを大事に大事に使っていたのだろう。愚妻は、そういえば、あの頃、生地の張り替えもしていたわねえと、私が忘れていたことを付け加えた。 身の回りのものには、使い捨てで充分ということになってしまったものがいくつもある。傘はその代表例。大事に長く使うという扱いから、いつのまにか転落してしまっている。 本日は、妻の一日里帰り。私はひとり、生地を拭き、金属磨きで光沢を戻して、傘を生き返らせた。女性向きの小さな傘ばかりだが、老いてから購ったものばかりなので、地味な色合いで、男の私が使って問題はない。日頃使いで使うことにした。 大掃除から以降、私は気持ちの上で父の後ろにいた祖母のことを思い出している。まだ本格的な父の遺品整理には至っていないので、その分、その前のばあちゃんのことを思い出しているのかもしれない。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)

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