ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2009年03月22日 :: ボールペンのリフィル交換 |
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万年筆を買い足していくと、筆箱の中でそれだけが光っていて、後は安物という格差が生じていた。そこで、この冬、ボールペン知識を仕入れ、しっかりとした外国製ボールペンを二本購入した。替え芯(リフィル)は、各々、パーカー系とクロス系。世界的にもっともポピュラーで、長年使用しても容易に手に入ることからの選択である。 外国のリフィルは、この二つの互換タイプか、筆記具会社独自のものであっても、タイプ別のシンプルな構成になっている。 それに対して日本のリフィルの型番は、以前に書いたように、各メーカーバラバラ、膨大な形違いがある。まるで迷路の森のような……。その上、同じ形でもメーカー毎に独自の型番をつけていて、どれが事実上同じなのかさえ素人にはよく判らない。 おそらく、メーカーとしては、替え芯交換では本体が売れなくなると思い、使い捨てを事実上推奨するかのような商売を、長年、推し進めてきたのだろう。新しい軸を出す毎にわざわざ替え芯を違えていき、交換を諦めてもらおうとしたフシがある。 結果、日本では、筆記具はインクがなくなると使い捨てるのが当たり前となって、高級品は育たなくなった。つまり、以前、傘について書いたことと同じようなことが起こって、業界自体が自分で自分の首を絞めて、安物生産に堕ちていったのではないか。 今回、インクが出なくなっていた手持ちの国産ボールペン四本ほどに替え芯を入れようと思い立ち、調べる過程で少し種類が判ってきて、一応、すべて生き返らせることができた。合致したリフィルを他の軸にも突っ込んでみて、合う合わないを試してみると、問題なく使える組み合わせを発見したりして、リフィルの迷路を小さく楽しんだ。ブログによると、マニアは書き味のよいリフィルをちょん切って、お気に入りの他社製軸に入れて楽しんでいるようだが、こちらは、まだそのレベルにはない。 先日、異動される方のお餞別に米国製のボールペンを差し上げた。その際、パーカー互換で交換すれば末長く使えることを忘れずに伝えた。 日本人全体で、積極的にリフィルを交換して使っている人はどれくらいいるのだろう。実は今回のお餞別、国産品にしたかったけれど、こんな現状では、インクがなくなったら捨てられてしまうのではないかと恐れて、できなかったのである。
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