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  日本近代文学論究
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潤一郎・荷風

 この頁は、耽美派の巨匠、永井荷風・谷崎潤一郎研究サイトです。論文、エッセイなどがあります。

・遅々として作業が進まず、過去に書いた論文のアップが遅れていますが、徐々に充実させていくつもりです。申し訳ありません。 

  (論文)荷風のデパート
 荷風のデパート   ー「市俄古の二日」を中心にー 田辺俊建   一  永井荷風『あめりか物語』の前半に、シカゴに出て中心街を見物する一編「市俄古の二日」がある。荷風自身に他なら...
    谷崎潤一郎『鍵』に関する一考察 
  谷崎潤一郎『鍵』に関する一考察       ープロットの変更ー  谷崎潤一郎晩年の転期となった問題作『鍵』は、作者の当初の予定を大幅に変更した作品になっている。本稿では、一、なぜ変更を余儀なくされるに至ったか、成立過程を中心に述べ、二、どう具体的...
  (論文)地理誌としての『日和下駄』ー荷風と小石川ー
地理誌としての『日和下駄』ー荷風と小石川ー  「三田文学」に大正三年八月より四年六月まで連載(大正四年三、四月号休載)された『日和下駄』は、荷風の江戸趣味韜晦が一個性となって開花した作品の一つとして評...
  (論文)谷崎潤一郎『台所太平記』ーその成立と意義について
(論文)谷崎潤一郎『台所太平記』ーその成立と意義について  谷崎潤一郎に関する研究は、彼の名声に較べ未だしの感が強い。特に最晩年については『瘋癲老人日記』(昭37)を集大成として総括するを以って終っているものがほとんどである。確かに、ある意味で、この作...
  (論文)永井荷風「狐」検証(上)ー故郷小石川の変容ー
(論文)永井荷風『狐』検証(上)       ー故郷小石川の変容ー 一  はじめに  永井荷風が留学に出発した明治三十六年は、変更に変更を重ねていた東京の都市計画が、ようやく「市区改正新設計」として公示され、工事に着手した年でもあった。五年後、帰...
  (論文)永井荷風「狐」検証(中)ー母性空間と狐伝説ー
(論文)永井荷風『狐』検証(中)      ー母性空間と狐伝説ー 四 母性空間と狐伝説  前田愛はこの作品を、「荷風自身の生の遠いみなもとへ回帰する試み」として書かれ、「闇の精霊として登場した狐に過酷な懲罰が下される」象徴的な物語であって、「追憶...
  (論文)永井荷風「狐」検証(下)ー作品の評価ー
(論文)永井荷風『狐』検証(下)     ー作品の評価ー 六 幼児期の記憶  この殺戮の劇は、閉ざされた空間だからこそ成立し得た訳だが、そこに文明開化の合理的精神の矛盾が描かれていたとしても、全体を覆う芝居風の仕立てのせいもあり、鋭利にそれを突く...
  (論文)谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』論ノート(上)
(論文)谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』論ノート(上) 一 はじめに−『鍵』その後−   谷崎潤一郎『鍵』評価のポイントは、結末部、妻の告白の記述をどう捉えるかにあると言ってよい。この部分は夫の死後のものであるから、夫に盗み見されて...
  (教材研究)永井荷風「狐」の教材化
(教材研究)永井荷風『狐』の教材化 一 教材としての扱い  高校の教材として、教科書に耽美派の文章が載ることは少ない。管見に入ったものとしては、谷崎潤一郎『含蓄について』(『文章読本』)、永井荷風『断腸亭日乗』などがあるが、谷崎潤一郎のものは文章...
  谷崎潤一郎『過酸化マンガン水の夢』試論ー晩年の創作方法をめぐってー
谷崎潤一郎『過酸化マンガン水の夢』試論ー晩年の創作方法をめぐってー 一  谷崎潤一郎の文学を通覧すると、大正の一時期は乱作で、彼の停滞期を掲げる場合、まず、この時期を取るのは定説化しているが、千葉俊二氏が丹念に同時代批評を検討し結論付けているよう...
  (論説)谷崎潤一郎出演『瘋癲老人日記』のテープ書について
(論説)谷崎潤一郎出演『瘋癲老人日記』のテープ書について  一昨年は、谷崎潤一郎生誕百年を記念して、多くの出版や催し物があったが、その一つとして、あるレコード会社より、作者自身が主人公を演じた『瘋癲老人日記』のラジオ放送の録音カセットが発売された。書...
  (小論)永井荷風と谷崎潤一郎の交友関係ー「断腸亭日乗」よりみた二人ー
永井荷風と谷崎潤一郎の交友関係 ー「断腸亭日乗」よりみた二人ー      一、はじめに  永井荷風と谷崎潤一郎との交友関係は、永井荷風の推挽によって華々しく世にで、耽美主義を自己の文学観と...
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