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 カメラ道楽

 

 1975年、オリンパスOM−1を買って以来、ちょっとずつカメラが増えてきました。手放した機種もあり、紛失したものもあり、結局、現在、9機種で運用しています。懐かしのカメラや、手持ちのレンズも含め、印象をご紹介します。

 TITLE: リコー キャプリオGX−8 
 DATE: 2005/08/17 
  

 コンパクトデジカメ。2005年に買った現行主力機種。詳細は「ものぐさ」(日記)で何度も触れていますので、ここではその中の一編を再掲します。

 

 

リコー キャプリオGX8 使用レポート

 

変なカメラをなぜ買ったのか 

 

 先日、ネット通販で買ったデジカメ(リコー・キャプリオ(Caplio)GX8)も、最近の嫌な客よろしく調べ尽くして購入したので、欠点はあらかじめ分かっていた。だから、ここ二か月、いろいろ、試し撮りをしているが、ああ、こんな変な写真になるのだ、掲示板で指摘されていた通りだと、確認作業のごとき様相を呈している。

 

 1、掲示板の投稿者曰く、「正直なカメラ」。
 自分でいじった設定がドンピシャ適切な場合には、意図的且つ個性的な画像が得られ、感激するが、それが外れると、一遽に悲惨な画になる。誰のせい? ハイ、自分の腕がないからです、と反省を迫る。
 例えば、花のアップを撮るとする。一応、藝術写真であるから、高画質に設定する。ズームは広角、マクロモード、絞りは開ける。色味は「濃い」を選択する。花の絵は原色の美しさが命、濃いめの方が見栄えするからである。ジャミジャミは嫌なので感度は低く設定、このため、手ブレの限界を超えないか、シャッタースピードの確認を忘れずにする。一枚撮って、画像確認、明るさを見て、必要とあらば露出補正して数枚撮る。この作業のどこかを忘れたり間違うと、もうダメなのである。
 でも、これは、まだ、何をすればいいか分かっているから問題ないほう。こういう状況ではこう設定すべきだろうとアタリをつけて撮影するような時は、もう一か八かである。
 カメラ自体、分かっている人向けに作ってあることも大きいようだ。
 例えば、感度をオートにして、ストロボもオート設定にしていて焚かれた場合、ISOを400まで上げていくが、ストロボオフにすると、100のまま。焚かない分、暗いから、焚く時より感度を上げるはずで、常識と逆になっている。どうやら、ストロボを焚くということは、記念写真のような場合なのだと判断して、多少ざらついても感度を上げるが、意図的に焚かない時は、絵作りをしているからだと判断して感度は上げないという理屈のようである。当然、シャッタースピードは悲惨なほど遅くなり、ブレ写真を量産する。まず、「しっかり構えよ。」という基本を強いること強いること。

 

 2、曰く、「じゃじゃ馬」。

 オートでストロボを焚くと、まず、青かぶりする。ホワイトバランスが安定していない。あっちに転び、こっちに転ぶ。この、暗い時、オートじゃまともに写らないというのは、今の電気製品として、なかなかのもの(!)だ。こっちが積極的にシーンモード(晴天・曇天・蛍光灯・白熱灯など)で選ばなければならない。

 

  3、曰く、「画像に難あり」。
 画の暗部にざらつきがあり、荒れ気味。パープルフリンジが盛大に出る。暗い場所ではもっと盛大に。ISOを下げても残る。写真機で画像に問題があっては致命的なような気がするが……。

 では、そんなカメラと知りつつ、なぜ買ったのか。
 前にも書いたが、広角とマクロに特化して、スナップや旅行に最適なこと。銀塩カメラ然としたスタイルが、変な薄型と違った安心感があり、そのため、非常に握りやすいこと。ホットシューが装備されていたり、評判のよいワイドコンバーターレンズ(別売)があったり、マニアの遊び心をくすぐること。そして何よりも、一番使う絞り優先や露出補正がしやすく、好みの絵作りができ、写欲を刺激すること。こうした、弄くりたい人には、よくできたカメラなのである。いわば、大人のおもちゃ。
 スタイリッシュで格好良く、オートで綺麗に写りたいというのだったら、大定番、キャノンのイクシ(IXY)シリーズを買えばよい。デジカメ売り場で、展示品を全部触ってみて、文句のつけようがなかった。
 でも、と偏屈者は考える。それじゃあ、絶対、飽きる。「美人は三日で飽きる。」のと同じ(?)。
 室生犀星は、女性を眺めるのが大好きな人だったが、とびきりの美人だけ大好きだったわけではない。どちらかというと、容姿が普通の人、若干、問題のある人(「醜女」の言い換え。「一太郎」では変換しませんでした。どうも、既に殺されている言葉のようです)の方が大好きだったそうである。そうした人が、ふと見せる女性らしさ、それを見つけることに無上の喜びを見い出していたという。「眺める人」犀星の人柄を示す有名な挿話で、たしか、先年亡くなった、犀星の取り巻きの一人だった新保千代子さん(元石川近代文学館館長)から伺った話だ。
 何が言いたいか。もうおわかりだろう。あの言葉、「醜女は三日で慣れる」と続く。大変もって女性に失礼な断言だが、世の中に美人があちこち転がっているわけでもない。普通の器量の女性とおつきあいしていて、その中で、男が惹かれる女性の一瞬の煌めきを見つけて、それで、その女性をいとおしく思う。そういう風に理解すれば、実に真っ当で、愛情溢れた格言(?)ではないか。
 で、このデジカメ。何十枚と失敗写真を乱造するけど、時に奇跡のような煌めき画像が撮れる。それに感激して、このカメラにいとおしさが募り、今日も梨地の肌をなで回している。
 よい子だ、よい子だ。いい写真を撮らせてくださいよ。ナデナデ、ナデナデ。(ものぐさ日記2005.7.4)

 

 

 

 

 

(作例)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(お銚子 2005.7)

 ニコン クールピクス3100 2005/08/17
 オリンパスCー40ZOOM 2005/08/17

 (アジサイ リコー キャプリオGX8 2005.6)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なお、このHPの写真はすべて、ペンタックス*istDL2、リコーキャプリオGX8、オリンパスC−40Zのいずれかで撮ったものです。

Toshitatsu Tanabe Copyright(C)2004
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