ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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この前まで教生の先生が来ていた。朝礼で挨拶。「○大学から来ました○○です。体育をさせていただきます。」 また、「させていただく」である。一人が言うと後も続く。 敬語を言おうとするとこればかりになる人を、最近では「させていただく症候群」というらしい。ネットに出ていた。面白い茶化しである。 この言葉、何度も言っているが、上の人に了解してもらう場合や誰かに代わって行う場合などに使うへりくだりの語。お願い的な要素の強い言葉である。だから、既定の事実を言う時や意志がはっきり決まっている時に使うと違和感が残る。 私は一人一人言う度に「いやです。」「不許可。」「体育でなくて英語をして下さい。」などと心の中で返事をしていた。天の邪鬼? 国語の人の番。「○○です。担当教科は国語です。宜しくお願いします。」 さすが国語教師のタマゴ、ちょっと安心。後の人が急に使わなくなったのも可笑しい。 数日後、職場のイントラ掲示板に「書類を担当の棚へ入れさせていただきました。」との書き込みが……。同僚間の事務連絡にこんな言葉を使う必要はない。若者ばかりでなくあちこちで病気が伝染している。 よくない傾向だねえと話をしていたら、教生の授業を参観していた方から、「そういえば、授業の冒頭、『では、授業を始めさせていただきます』と言った子がいたよ。」とご報告。 もう、みんな営業マンである。
さて、この日記には、まるで「「させていだたく」撲滅キャンペーン」の如くこの話題出てくるが、個人的に大変気になるので仕方がない。今後もお付き合い願いたい。 今、奥秋義信「残念な日本語」(講談社)という本を読んでいる。私自身気がつかずに使っている誤用がいくつも指摘されていて、この私の日記の中にもそんな「残念な日本語」がいっぱいあるのではないかと急に不安になった。偉そうに嘆いている資格などないかもしれない。
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お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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