ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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TV『題名のない音楽会』 でおなじみの青島広志著のクラシック入門書を読む。帯に「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭公式ブック」。おそらく5月GW、金沢会場でも販売されていたはずである。但し、特にあのイベントのためのものではなく、タイトル通り、シューベルトとその周辺にいたウィーン派の音楽家を紹介した本で、帯を外せば書店の棚に長く配架されてしかるべきもの。タイアップの巧みさといったところ。 小生、歌曲は守備範囲外なので、シューベルトのことも学校音楽程度の知識しかなく、今回、いい勉強になった。 実は、この本、友人K君が楽曲紹介の部分を担当していて、彼より恵贈されたもの。先に青島氏をインタビューする仕事があって、それで知遇を得たという。彼担当の部分を読むと、簡にして要を得た解説ぶりで、後書きで青島氏より「筆者の意を汲んだ的確な文章は、彼の今後の新しい仕事を啓(ひら)くでしょう」と賛辞がおくられている。ライターとしての仕事と小さい頃より親しんだ音楽の知識がうまく一致して、楽しい仕事だったのではないだろうか。 本文は、シューベルト自身の人生ばかりでなく、当時の音楽家のおかれていた状況や、古典派から浪漫派への転換、浪漫派の特色などについても判りやすく説明されていて、特にこの作曲家に強い興味がなくても楽しめる書き方になっている。途中、青島氏描く漫画調のイラストもカラー刷りで挿入されていて、かなりの腕前に驚く。 ファニーな表紙で、軽い感じに仕上がっているが、なかなかどうして勉強になる良書であった。
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