ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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2008年06月22日 :: 「金澤ジャズスクエア2008」を聴く |
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昨年秋にあって初めて行ったイベント。今年は、夏前に変更して、今日、行われた。はじまって4年目、県立音楽堂を中心に、半日、ジャズで楽しんでもらおうという企画である。 全体の構成は昨年と同じ。会館前で金沢大学のビッグバンド演奏からスタート。軽食を戴きながら聴いた。 次に地階、ジャズ喫茶再現コーナーでジャズ喫茶マスター推薦のアナログレコードを鑑賞する。さすがご商売、ドルフィーとコルトレーンが共演した火の出るようなソロが素晴らしい海賊ライブ盤など、マイナーだが充実した演奏が選ばれていた。お客を見渡すと白髪のオッサンがずらり。聴いている人はあの頃のジャズ喫茶を知っている人ばかりのようであった。 メインのコンサートは二本。 まず、「鈴木良雄 BASS TALK(ベース・トーク)」。昨年のスイング・ジャズから、一転、フルートを中心としたナチュラルな曲調が続く。リーダー鈴木の書く曲は、タイトルにマッチした愛らしい口ずさめそうな曲ばかりで、まずその主旋律で聴かせた。ベース・ソロも曲想に寄り添ったメロディックなもの。自然の中で育った彼の感性がよく出ていて、個性は今回の方がはっきりと感じられた。 メンバー中、フルートの井上信平は、以前、小野リサのコンサートで聴いたことがある。あの時も、金沢に親戚がいるという話をしていたので、同一人物だと気づいた。野力奏一(p)は、渡辺貞夫の番組でよく演奏を聴いていて馴染みがある。岡部洋一は、マルチ打楽器奏者で、しまいに「ビリンボウ」まで持ち出した。ボサノバの曲で聞いたことはあるが、生でこの南米の楽器を聞くのは初めて。 二本目は、「井上智トリオ・フューチャリング・マリオン・カウィングス」。井上(g)は野々市のライブでお馴染み。横山和明(ds)は、渡部貞夫グループに高校出たてで参加していたのを、芸術村で聴いたことがある。今は二十三歳。すっかり落ち着いて、別人のようだ。 ボーカルのマリオンは、声の張り方が、シナトラなどアメリカン・ポピュラー・ミュージックの伝統を強く感じさせるもので、「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」「ミスティ」などスタンダード中心の選曲。曲はアレンジされているが、大きく崩さずストレートに歌っていた。高音などの張りはさすがだが、それなりのお歳なのではないだろうか。自分のことを何も話さず、淡々と短く曲紹介をして歌っていった。ボーカリストとして性格的に地味な感じの人であった。 最後に要望を一つ。GW中、「ラ・フォル・ジュルネ」の時に音楽堂チケットセンターで前売りを求めようとしたところ、まだ発売されていなかった。結局、一週間前に思い出して、慌てて地元レコード店で手に入れたが、もう少し早めに発売して戴けると、もっとこの手作りイベントが市民に広まるのではないだろうか。 来年のますますの盛況を祈念します。
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