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ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。

 内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。

 

・XP終了に伴い、この日誌の更新ができなくなりました。この日誌の部分は、別のブログに移動します。アドレスは下記です。

 

エキサイトブログ 「金沢日和下駄〜ものぐさ〜」
           
http://hiyorigeta.exblog.jp/

 2009年05月26日
  五節の舞
 古典で「五節(ごぜち)の舞」の話が出ていた。大嘗祭や新嘗祭の折り、殿上人居並ぶ中、舞女によって舞われる祭儀である。古典を読んでいると時に出てくるが、当時、舞姫の話題で宮中は華やいだという。定子が気の利いた演出をして皆を驚かせたという「枕草子」の話は、五節話題では定番だ。現代の皇室では行われているのだろうか。残念ながら聞いたことがない。
 天皇一世に一度行われるのが大嘗祭、毎年十一月二十三日にあるのが新嘗祭。いずれもその年穫れた新穀を神に捧げ、天皇が食す儀式で、亡父など「勤労感謝の日」と言ってもピンとこない世代だったはずである。
 それで思ったのだが、祝日には節句や祭儀など宮中がらみが多い。戦後、六十年をとうに過ぎ、もともとこの日は「○○祭」「○○節」なんてさかのぼって考えている人はどのくらいいるのだろう。最近は、祝日が曜日によって移動し始め、もうグズグズになっている。
 天皇が田植えをするのも、皇后がお蚕(かいこ)をするのも、よくニュースで報じられている。もちろん、趣味でしている訳ではなく大事な神事。ニュースでは「皇室の伝統行事」といったような言い方をしている。いわれを知ってニュースを聞いている国民は、今、何割くらいいるのだろう。
 そういえば、今上天皇即位の時も、どこまでが国の行事でどこまでが天皇家としての個別行事かというような線引きが話題になっていたことを思い出す。
 「五節」が出てきたからついでによく似た言葉「五節供」も、以前教えたはずだから授業中に復習させて、お節句のおさらいをしようかとも思ったのだが、そんな寄り道していたら一時間で全然進まないと気づいて、即、止めにした。
(この記事をアップしようと思っていた矢先、テレビニュースで、お田植えがなされたと流れた。書いたばかりだったので、こちらはあまりの間のよさにちょっとびっくり。)
 2009年05月24日
  杉林昇氏の講演を聞く

 先日、スポーツアナウンサー杉林昇氏の講演を聴いた。入社後三年間はあらゆる方面のアナウンスを経験し、その中で専門分野を決めていくのがNHKのやり方だそうで、彼は、大学の勉強とは全然違うスポーツアナの道を歩むことになったという。しかし、人に何かを伝えたい仕事をしたいと思っていたので、それはそんなにも違ったものではなかったのかもしれないという話だった。

 お名前だけではわからなかったが、お話始めると、ああこのお声は確かに聞き覚えがある。確かにNHKでよく聞くお声だとすぐに気がついた。
 伊東みどりが銀メダルを取るまでの心理状況や、荻原選手を含む冬季五輪複合団体優勝の折り、前日にメンバーからはずされた主将安部の動きなど、スポーツ選手の心を細やかに語り、印象深かった。彼が日々対象に食い込んだ取材をしていることを感じた。
 実況できるスポーツの種類は数十にのぼるそうで、彼は、その都度、そのスポーツを実際に体験してみるのだという。フィギアスケートのジャンプの種類を説明されていたが、あんな早技、何回テレビで観ていても我々素人には区別がつかない。確かに知識だけでどうとかなる世界ではないのだろう。
  お話を聞いていて思ったのは、この方は、日本人や世界の人々が強烈に感動した、その現場にいちいち立ち会っている人だということ。
 なんて幸福な仕事なのだろう。

 2009年05月17日
  金沢らしさを感ずる

 職場の全体的な歓送迎会は年度替わりに実施されたが、セクション毎の小さな宴会は時期をずらしてここのところ二つほどあった。
 犀川沿いの割烹と浅野川沿いの居酒屋。
 特に浅野川の方は主計町の郭の建物を居酒屋に仕立てた店の二階。窓辺からは女川のゆったりした流れが観望でき、往時を偲ばせて風流このうえない。ただ、そんな場所で出てきた料理が無国籍風なのが如何にも現代的。
 犀川の方は馴染みの店で、こちらも窓からは川の流れ。こちらは男川の景色である。リーズナブルなお値段で美味しく、ゆったりお座敷が使える。都会ではこのくらいの店構えと立地だと、もう何千円は余計にかかる。
 GW明けの土曜日には、恒例、竹の子賞味会で旧交を温めた。以前にも書いたが、金沢の山間部、竹の子農家のお宅がこの時期だけ、竹の子料理を出してくれる。立派な農家に上がり込み、見事な床の間の甲冑飾りを背に、座敷のテーブルでいただく。これもまず都会では経験できない素朴な味わい。
 三つとも食べ物がらみだが、金沢は、こうした古い都市文化と田舎の農の文化が同時に混在する贅沢な町だと思う。昔に較べ、竹の子料理農家が数軒だけになっているのが心配だが、いいバランスを長く保っていってほしい。

 

 2009年05月16日
   ご無沙汰の近況報告
 4月下旬からGW前半は、部活動の大会や合宿、遠足などで外に出る仕事が多かった。さすがに疲れて果て体調不良となり、せっかくの休み三日間は家で休んで終わった。
 遠足は、完全に団体行動ができたとまではいかなかったが、マイペースで何とかついていくことができ、嬉しかった。列の最初に出発し、どんどん抜かされ、何百メートル取り残されるも、休憩で追いつき、また先頭スタートするというのを繰り返し、八キロ強を歩ききった。発症後の最長記録である。ただ、腰をかばいながら歩いたからだろう、翌日、膝が痛かった。
 去年に引き続き、腰がどうのと言っていられない日々忙しいセクション。歳をとり、昔に較べて、あっくりと疲れるようになった。帰宅しても、体を休めること優先となり、この日誌はご覧の通りサボりがちとなっている。しかし、以前のペースは無理だが、ゆるゆるとはアップしていきたい。今後とも宜しくおつきあいのほどを。
 2009年05月10日
  バスの車窓から

 先日、仕事で、金沢の郊外を大型バスで通る機会があった。十何年以上も前、この辺りの小道をバイクで探検したことがあったのを思い出して懐かしく感じた。バスは座席が高く、見下ろす視点になるので、景色が新鮮に映る。
 あの頃、ここにこんな道がある、その道を行くとあの見知った道につながっている、そんな探検気分が楽しかった。原付なので機動力がある。
 車窓から外をぼんやり眺めながら、最近の外出は、用事のためだけにしていることに気づいた。それが、歳をとった人は皆そうで、仕方がないことなのか、腰を悪くした私だけが極端にそうなってしまったのか、そのあたりはよく判らない。
 目的なくさまようというのは、おそらく若者の特権なのだ、それを止めた時、若さは遠のくのだということに急に気がついて、ちょっぴり淋しい気分に襲われながらバスに揺られていた。

 

 2009年05月06日
  ジャズ好き受難

 先に書いたように、四月から野々市町のミニFM局がJーWAVEの番組を流さなくなった。毎週楽しみにしていた小曽根真(p)のJAZZ番組が聴けなくなってがっかりしていたら、FM砺波発のジャズ番組もネットしなくなっていて、これもぶっつり途切れた。その他、JFN系列の渡辺貞夫(as)の音楽番組が、こちらでは真夜中に移行して、わざわざ留守録をしない限り、聴きづらくなってしまった。そこまでして聴く気力はないので、結局、ここ金沢で気軽に流し聴きのできる民放ジャズ番組は皆無となった。
 番組がおわったのならいざ知らず、中途半端に全部目の前からいなくなった感じで、ここのところ、結構、悲しい思いをしている。地元CDショップも潰れて購入はネットに頼る現状だし、金沢のジャズ好きは淋しいかぎり。
 それにしても、今や、地方のコミュニティー放送局がリンクして、一部の番組ではあるが、遠く離れた地域の放送をパソコンで聞くことができるようになった。もし東京のキー局が番組をWEB上で公開してくれると、私の悩みは解決するが、その方向へ動いていったら、いずれ電波はいらないということになりそうである。

 

 2009年05月02日
  あれもこれも後回し

(在庫処分その3)
 大原富枝「婉という女」からの出題問題を授業でやったところ、生徒から、この背景になった事件はどういうものですかという質問を受けた。そうした疑問を持つのは大変いいこと。
 ところが、悲しいかな、出題の小説を、最初から最後まで読んでいるということは滅多にない。
 その時は、インターネットで高知関係のサイトにいって、野中兼山の失脚の詳細を知り、実際の小説を図書館で見つけて、関連頁にあたった上で生徒に説明した。
 チラッと見で、いい小説の予感たっぷりなのだが、我々の商売、それで終わって、次の小説問題読解の下調べに入らねばならぬ。
 こうして、死屍累々、中途半端さしの小説が堆(うずたか)く山になる。 あれも老後に、これも老後にと思いながら……。

 

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お願い

 この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。

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