ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
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開戦記念日の今日。ニュースでは、ジョン・レノン没後三十周年とアナウンスしていた。一九八〇年。もうそんなになる。ラジオで知って驚いたことをよく覚えている。同じくよく覚えているプレスリーの死はいつ頃だろうと調べると一九七七年。レノンの3年前のことであった。同じような驚きでラジオからのニュースを聞いた御巣鷹山日航墜落事故はといえば、一九八五年。五年後のことであった。今年は二十五周年。 私が今日聞いたニュースでは、どれも日米開戦のことに触れていなかった。ジョン・レノンばかり。歴史の強弱が逆転しているような気になったが、よく考えてみると無理もないことかもしれない。 前にも書いたことがあるが、父は、実家の階段を興奮気味に下りてきた祖父の口から開戦を聞いた。祖父は二階にあった書斎のラジオで知ったのだろう。その時、父は十三歳。その父からしてこの世にいない。もう開戦を実感をもって聞く人はほとんどいないのである。今、五十歳代以上の人にとって、レノンの死のほうが実感的で、ニュースはそれに従ったのまでのこと。 実家は綺麗に昔の姿に戻した。あの階段のどこかで、五十八年前、驚いて父の言葉を聞いた少年の姿が私には目に浮かぶ。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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