ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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職場で声優の野沢那智が亡くなったという話を五歳ほど年下の女性にしたが、悟空の声の人? と聞かれてしまった。それは野沢雅子。ナッチャコパックという言葉も知らなかった。同世代の人に話をまわしたが、言葉を知っているくらいだという。同世代でも深夜放送にはまらなかった人はその程度の認識らしい。 先日、世界史の授業を参観していたら、「カノッサの屈辱」という言葉を解説していた。ああ、そういう世界史用語があった。もしかしたら高校卒業以来聞いたのかもしれないと妙に感慨深かった。自分が、カタカナ語ばかりの世界史に四苦八苦していたことをふと思い出した。後でネットで調べてあの時代のヨーロッパを復習。 高校時代、一所懸命深夜放送聞いていた分、授業では居眠りが多く、あちこち知識が抜けている。「カノッサ」という言葉を覚えているところをみると、これをやっていた時は起きていたようだ。あんな夜更かし、勉強的には全然よくなかったが、まあ、それはこの歳での感慨、当時はそんなものだった。 多少の言い訳を試みれば、勉強は学生時代の授業だけで終わらない。その後の、大人になってからの長い知的彷徨の積み重ねがあって初めて実となって身につく。 以前買ったチックコリア(p)トリオのボストンでのライブCDのタイトルが「ボストン・スリー・パーティ」と書いてあった。なんだか聞いたことのある言葉だなと思って解説を読むと米国独立戦争の端緒となった「ボストン・ティー・パーティ」事件のもじりだという。なるほど。そのユーモアのセンスにニヤリ。なかなか洒落ている。それで興味を持って事件そのものをちょっと調べた。そんな自分なりの体験によって、この事件は、自分がよく知っている歴史となった。勉強はそんな身につき方をする。 だいぶ脳の回転は鈍ってきたが、穴ぼこだらけの知識を定着させる知的関心だけは持ち続けたいものである。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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