ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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同じ教科でご退職の方がいらっしゃり、仲間内でささやかな送別会があった。挨拶で私は、こうして美味しい料理を戴けるうれしさという話を前振りにした。私は幹事兼記念撮影係。宴会の最後に撮ると真っ赤な顔をしてみっともないので、最初に撮ってしまう。経験に基づくどうでもいい生活の知恵ではあるが、女性陣には好評(のはず)。日本酒の冷やを飲む人があまりいなかったので、私が四合瓶のほとんどを飲んでしまい、さすがに少し酔った。 仕事は徐々に来年度モード。後片付けをしながら、個人的に新年度の仕事を始める。配置などがはっきりしないままの仕事は、なんだが中途半端で気分がのらない。 原発事故。やはり炉が傷んでいて高濃度の放射能洩れを起こしているらしい。先の日誌で私は海水を心配したが、案の定、近隣の海が汚染されていることを示す数値が発表されていた。解説の教授は、魚はすでにヨウ素をたっぷり摂取しているので大量の放射性ヨウ素を取り込むことはなく、ただちには問題にならない、大丈夫だと説明していたが、はたしてどうなのだろう。 最近、計測数値の桁が違ってきた。この頃のニュースでは、人体に影響はないと言う前に「ただちには」という前置きがつくようになった。人も魚も、生活というものは「ただちには」「さしあたり」「当面は」ではない。あの海を根城にしている魚はそこで生活している。今後も出続けると、いずれ放射性ヨウ素も取り込まれる。そして、事情は人も変わらない。 ニュースを見ていると、なだめすかすかのような姿勢の報道が目につき、報道の公正性に疑問を感じたり、最近は、考えれば考えるほど辛くなり、もう、あまり考えないようにしようとしている自分の心の動きを感じたりと、どうも、今までと違った気持ちで情報に向きあっている感覚がある。 言葉についても、最初、「東北地方太平洋沖地震」と聞いていたが、いつの間にか、「東北関東大震災」という言い方が耳に入るようになり、最近は「東日本大震災」という言い方もかなり一般的になってきている。言葉が生まれ、いずれどれかに着地していく、その動きも商売柄興味深い。 今日、住宅地の中にある某大学女子寮の近くを通ったら、地図を片手に、こちらのほうに歩いてきた親子連れとすれ違った。入居の下見に来たのだろう。この時期らしくて、ちょっと心和んだ。
(注……原発話題は、素人談義故、一歩間違うと煽りにもなりかねない。また政治的主義主張も絡んで難しい問題である。今回の一連の記述について、愚妻の知識の範囲で物理学的に間違った言い方をしていないか確認してもらった。厳密に言うと違っているが一般的にそうも言うので許容範囲というところもあるらしい。また、当然のことながら、立場によって違うと感じる方もおられるはずである。あくまでも素人の個人的感想としてお読みいただきたい。)
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