ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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テレビの現代ドラマを観なくなって久しい。この前、何気なくつけたNHKの夜ドラマが気になって毎週観るようになった。過去に刑務所に入っていたことがあり、ひっそり目立たず生きていこうとしていた若い女性の逡巡と再生の物語。出演は上戸彩と飯島直子。舞台は東京谷中で、昔、散策したことのある見知った町なので、その風景も懐かしい。実は、この前入籍したばかりの上戸の演技をちゃんと観るのははじめて。一度傷んでしまった心を抱える女性を好演。 次の日、また偶然に、民放のシェアハウスの住人たちが巻き起こすコメディタッチの恋愛物語を見て、これも面白く、毎週見ることにした。主演は水川あさみ。大河ドラマ「江」で中姉ちゃんを演じた時の演技は直線的だったが、現代劇では、今時の三十歳独身女性の気持ちがよく出ていてちょっぴり見直した。どちらも若い女性の生き方の問題を扱っていて、今時のテレビドラマや映画はこの種のテーマは大得意である。 それに対して ……と思う。女性物語大繁盛の影で、現代男性の生き方の物語っていいのがあるのだろうか。推理ものは多いし、恋愛物のお相手というのならあるだろうけど、どうなんだろう。今の世に生きる男の心情を繊細に描いた物語を実感をもって観てみたいものである。 さて、先日、工作機器の大手メーカー、コマツの会長の話を聞いた。会社好調の要因は、単に機械を売るだけでなく、ソフト面インフラ面を重視して、この会社の製品を買わないとダメな状態を作ることで、「ダントツ」企業を目指したことにあるという。つまり、十何年前に日本のパソコン業界で起こったような、ハードだけを作っていてじり貧になった問題をしっかり乗り越え、アップルのような会社になったということのようである。 話は、エネルギー枯渇問題、我が国の行くべき方向、地方の活性化、女性就労の活性化と、まなざしの広さが半端でない。 最後にお歳が七十二歳というのでさらに驚く。四十歳代のバイタリティである。もともと図面屋だと言っていた。理系センスを根っこにしているからこそグローバル視野の信念が冴える。そんなイメージの人であった。 また、この前は八田與一を描いたアニメ「パッテンライ」を再視聴した。この人も自己の強固な信念に基づいて、まわりを動かし、多くの人に感謝される偉業を成し遂げた人。 さて、翻って我が身。そもそも男の生き方という気概が全然ないような生活を送っているので、立派な男性の姿に接すると、忸怩たる思いが心の中を通過する。
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