ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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小山実稚恵は、一九八二年のチャイコフスキーコンクールで有名になった人。私は、録音が出始めた頃の可憐なジャケット写真でしか知らなかったが、もう、あれから四半世紀、今は立派な中年になっていた。 演奏は力強く、職人を思わせる手慣れたもの。二の腕が太いのが歴戦を物語る。曲が曲だけに強奏の部分が多く、知人は最前列近くのピアノの真ん前だったので、力を込めたフォルテシモがガツンガツンと脳天から鳴り響いて困ったという。それほど堂々たる鳴らしぶりであった。 この曲、かつて大のお気に入りで、何枚も聞き比べをしたものだ。手持ちのCDの中では、ブレンデル盤(フィリップス)をよく聴いた。久しぶりに生で聴いたが、さすがに第一、第三楽章ともよく覚えていた。今回、オマケのように思っていた第二楽章が可憐なメロディで印象的だった。あれだけ聴いていたのに、それに気がつかないなんて、あの頃、一体、何を聴いていたのだろう。自分にちょっと呆れた。 人が溢れかえっていたのに、危惧していた雑音や泣き声もなく、短い時間ながら大いに楽しめた。ただ、やはり、「これだけ?」感はちょっと残った。
「皇帝」はなんと言っても大振りで男らしい曲である。室内楽団ではどうしても音圧上の限界がある。煌びやかなフルオーケストラの大音量で聴きたいものだと思ったことだった。 終了後、音楽祭に連動して、お隣のファッションビルが食堂街飲食割引券を発行していたので、それを使って遅い昼食をとった。バリ料理。その後、ビル内を冷やかした。愚妻が事前に中年の私でも楽しめる鞄や雑貨の店を見つけていたので、そこを覗く。地方都市では現物はないだろうと思っていたステーショナリーのいくつかを見つけたのが収穫だった。 GWの一日、駅周辺をぶらついて音楽も聴いたといった過ごし方にして、物足りなさ感を払拭して帰ったといったところ。
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