ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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二〇〇四年十二月、この日記でOECDの学力検査の結果について触れた。三年に一回の調査結果が去年十二月に発表された。持ち直したというのが大筋の論評だったが、詳細に検討すると、あながち喜んでばかりもいられない。 問題は、他国に較べ自由記述問題で無解答率が異常に多いこと。自分なりに考えたことを表現する読解力の自由記述問題での無答率は、日本は22・5%で、平均の14・1%を大きく上回っているし、テキストと知識・経験を関連づけ判断する力を問う「熟考・評価」の問題の無解答率は21%と、平均を8%上回ったそうだ。 「新学習指導要領」改訂の折にも問題視されていた、できる問題だけやって判らない問題や面倒な問題はしないという投げやりな態度の子供が、残念ながら、ますます増えている訳で、今、大学受験で、どう「説明せよ」問題の答えをうまく書くかについて、口を酸っぱくして説明している私にとっては、いずれこちらのご商売相手になる話なので、暗い気持ちになる。 今は、入試だからと何が何でもやらせて、何とかレベルまでもっていっている。ただでさえ層に厚みがなく危なっかしい感じがしているのに、いずれ帳尻が合わなくなって、表立つ日が来るかもしれぬ。
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お願い
この日記には教育についてのコメントが出てきます。時に辛口のことも多いのですが、これは、あくまでも個人的な感想であり、よりよい教育への提言でもあります。守秘義務や中傷にならないよう配慮しているつもりです。 もし、問題になりそうな部分がありましたら、メールにてお知らせください。
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(マイノートパソコンと今は無き時計 2005.6 リコー キャプリオGX8)
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