ものぐさ 徒然なるままに日々の断想を綴る『徒然草』ならぬ「ものぐさ」です。
内容は、文学・言葉・読書・ジャズ・金沢・教育・カメラ写真・弓道など。一週間に2回程度の更新ペースですが、休日に書いたものを日を散らしてアップしているので、オン・タイムではありません。以前の日記に行くには、左上の<前月>の文字をクリックして下さい。
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デパート催事の上記写真展を観る。以前、ミッゼふくおかカメラ館で北極グマをテーマにした写真展を観たことがある。その時は、パイパーなビデオ機材で撮って、一瞬をコマから抜き出して作品にしたものも多かったので、ビデオ機器も駆使して力業で画像作品化していく新しいタイプの写真家かと思っていた。しかし、最近、マスコミで名前を聞く時は、身近な猫や犬をテーマにしたものがほとんど。動物写真家としてガラパゴスで驚異の動物たちに触れたのがこの道に入るきっかけというのだから、もともと世界を飛び回り日本にいないような珍しい生き物を撮るのが専門だが、もうひとつ、身近な小動物を撮り歩くもの専門のひとつといったスタンスなのであろうか。 展覧会では、可愛い猫の様子を動作のテーマ毎にうまく集めて並べている。黒い鉄の格子から顔を出している今回の展覧会のイメージリーダー写真は、てっきり日本のどこかの下町で撮った写真だと思い込んでいたら、エジプト、カイロの美術館横で撮ったものだという。猫の顔も日本の雑種と変わらず、へえ、そんな国際的な写真なんだと驚いた。何気ない猫写真を撮るために、彼は世界各国を回っていることになる。 店内でパンフレットを手に取ったところ、偶然に彼のギャラリートークがあることを知り、時間を合わせて入り、話を聞くことができた。石川では初めての個展になるという。猫をじっと観ていると、次にどんな行動をするのかが見えてくるそうで、ギャラリーから「いつもシャターチャンスを逃すのですが、どうしているのですか?」という質問に、彼は「年期が違いますから。」と答えていて、ちょっと笑いが起こっていた。 こちらが観察するというより、動物園では、人間があちらから観察されているという意識で観ると新しい発見があるという話。猫は人の反映であるという認識。「待つ」ことについて質問した人に、待つという意識は持たないようにしている、風を感じたりして過ごしていると答えていたことなどが印象に残った。 猫は文句なく可愛いが、可愛い写真ばかりではない。そこが猫好きに媚びる営業写真と違うところで、こちらを睨んでいる写真、無視している写真など、様々な表情を捉えている。世界各国の生活に合わせて生きる猫を、文化を感じさせるものと合わせて撮っているものが多く、素人写真が猫の顔のアップばかりなのには苦言を呈していた。あとで、会場の外に貼ってあった素人持ち込み写真をざっと観たが、確かにその通りだった。 このデパート行きが唯一のGWの娯楽。昼食は窓際の席がとれて、明るい日差しの中、車が行き交う眼下の景色を見ながら和食弁当。つい二か月前の雪の景色が嘘のようであった。見学後、一階ずづ粗々と売り場を観ながら降りていき、最後はデパ地下を冷やかして、美味しそうな林檎チップ燻製のベーコンを購った。夜はそれでカルボナーラ。
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